第3話

「寿司ですか、そういえば前買い出しに行った時にそのお店を見ましたね」


そう、この世界に来る転生者みんなおすすめするから俺の異能を使って作ってみようというわけだ。


「それじゃあさっそく作ろうか」


☆★☆


「初めてにしては上出来じゃないかな?」


能力でマグロの捌き方をみてやってみたが中々難しく少しだけ時間が掛かってしまったが、なんとか寿司のその形にできた。


「よく広告でみるそれになりましたね。それにしても詳しくは知りませんがベル様の異能、かなりのチート系ですよね。よく知りもしない向こうの世界の魚を捌けるのは」


「いやー、とは言ってもいろんな知識がつくくらいだよ。戦闘能力はそれこそアイリスちゃんよりも無いだろうし」


「それでも手合わせの時、私の攻撃一回も当たらないのはおかしいじゃないですか」


「いやいや全体攻撃に毎回当たってるじゃん俺」


1週間に1回ぐらいアイリスちゃんから俺の運動不足解消とか言って手合わせをしてるが自分の異能をもってしても全体攻撃には毎回当たってしまう。というか避け切るの無理だと思う。


「あれは全く当たらずイライラしてのヤケクソ攻撃なので当たったに入れてません」


ヤケクソであの攻撃は反則級だと思うけどな、、、


「まあ、話はこの辺でもう食べちゃおうか。お腹も空いてきたことだし」


「色々言いたいこともありましたが背に腹はかえられぬと言いますからね」


寿司やその他のサブで作った色々を乗せた丸テーブルの近くに座る。


では手を合わせて「「いただきます」」


「そうだこれだけは言わせてください



あなた趣味何個目ですか?」


ぎくっ


俺は一瞬動きが止まる、


「いや〜〜えっと〜」


「はぁ〜〜目が泳ぎまくってますよ。まったくその熱しやすく冷めやすい性格なんとかしたらどうですか?」


………………すぅー


「さあ食べよう食べよう」


「誤魔化されましたね、もう」


そうして平和な日々は過ぎて行く。ゆっくりとそして着実に、、、






勇者一行との最終決戦まであと100日

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四天王最弱の異世界の楽しみ方 渾天儀 @odorimoji

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