第2話
「休暇がたくさんできたということで趣味の料理をしていきたいと思いまぁーす!試食役には我が側近のアイリスちゃんにきてもらってまーす」
「私も仕事が一区切りして休もうと思ってたのになんでこんなことに付き合わされないといけないんですか!?」
「もちろん呼べる相手があなたしかいないからですが?なにか?」
「あ…えっとごめんなさい」
「謝んないで余計惨めになるから」
四天王の皆さんに会ってから翌日、やりたいことリストをつくりそのうちの一つ料理をしようとした。ただ1人で何かをするのは寂しいので、唯一の部下、魔物に襲われそうだったところを助けたアイリスちゃんにきてもらった。
「でも試食役って…何を食べさせるつもりなんですか?」
「そりゃ俺のオリジナル料理しかないでしょ」
「ベル様って料理できましたっけ?今まで私しか使っていませんでしたよね?」
「いや出来るよ!!そりゃ俺よりアイリスちゃんの方が手早く美味しい料理作ってたけどせめて休み中は恩返ししたいじゃん」
「それで部下の休みを減らすのはどうかと思いますけどね。それだからいまだに部下が私しか残ってないんですよ」
うぐ、ちょっと正論すぎて何も言えない、
「まあいいですよベル様の唯一の部下として付き合ってあげますよ」
え、まじで?!ちょっといい子すぎておじさん涙出てきちゃった。けどいつかこの子もいつか自分から離れると思うとやだな〜
「?聞いてますかベル様。そろそろ料理に入った方がいいんじゃないですか?グダグダしてるとお昼がすぎちゃいますよ」
「それもそうだね、てことで今回の食材はこちら、ドン!!」
バック、いわゆるマジックバック(容量およそ一般住宅一軒分)から出したのは人はどの大きさの魚
「ということで人間界から持ってきたマグロという魚です。なんでも転生者が持ち込んだ魚だとか」
「転生者経由の食品ですか、私あまり興味がなく食べたことないんですよね」
「ふふん、そうでしょ。そしてまたまた転生者経由の料理、寿司を作っていきます」
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