第1話
見渡す限りの荒れた土地、草木の一本も生えておらずまさに地獄とも言えるような土地にそれは、『魔王城』は建っていた。
そこに向かい飛んでいる人影が一つ。
□■□
「やあ皆さん、お久しぶりです。無事に勇者一行たちの噛ませ犬役と修行パートのフラグ立て終わりました〜」
魔王城では数多くの魔物がいる。その中でも四天王は別格、溢れ出すオーラが違う。
「随分と手間取っていたようだな」
そう声をかけたのはこの中でも一際オーラが違う男、胸には星のブローチが四つ付つけている。
「いやあの聞いてくださいよ一位様、今回の勇者のレベルが最初かなり弱くてダンジョンのレベル合わせが急遽行わないといけないことになってしまって、かなり大変でしたんですよ。
まあ最終的には今までのと同じか少し強いくらいに合わせられたのでいままて」
「あなたは仕事は、最後の四天王再戦の時だけだから気楽でいいわね、なんならもう少し働いてもいいんじゃ無い?」
そういったのは、星のイヤリングを両耳につけている女性。四天王の第三位だ。
「いやいや、あなたが思ってるより俺かなり働いてますからね。まずは勇者がこちらに攻める理由を作るための裏工作、勇者が必殺技獲得のための時間稼ぎ、ダンジョンの管理などなど」
「ふ〜ん。」
「興味少しは持ってくださいよ〜次はあなたの番でしょ」
「いいのよ、ダンジョンの調整はあなたにしかできないし私たちにできることって言ったら戦うことだけなんだから」
ほんとにお気楽なんだから、まあ事実最初が一番きついのは本当だからしょうがないか。
「あなたはこれからどうするの?」
そう問いかけたのは、この場にいる最後の一人、三つの星の髪留めをつけている少女、四天王の第二位、
「そうだなー、最近かなり忙しかったし気分転換に最終戦まで旅行もいいかもな〜
まあということで仕事も終わったし、しばらく休暇ということで大丈夫ですね?」
「まあそうだな、急ぎの用もない。一応緊急時のため連絡手段をもらっとけ」
「連絡手段?」
「はい、これですね」
そう言い少女の持っているバッグから出てきたのは指輪だった。
「これを付けているとどんなに遠くにいても連絡を取れます」
「はえ〜すごい便利な魔道具だな、ありがとう
ではこれで挨拶は済んだことですし、そろそろお暇させていただきます、お疲れ様でした〜」
そういい瞬く間に姿を消した、
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あとがき
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