四天王最弱の異世界の楽しみ方
渾天儀
プロローグ
薄暗い建物の中、4人の呼び起こされし勇者たちと1人の男が命をけずりあっていた。しかし、その戦いも決着がつきそうであった。
「これで終わりだーーーー!!
フレイムソード!!」
「魔なるものに制裁を、
ホーリーレイン!!」
「風の精霊よ、今こそ力を貸したまえ
ウィンドスラッシュ!!」
「うぉぉーーー
武技打ち砕き!!」
それぞれの全力の攻撃が男に当たる。
「ぐぁぁーーー!!!!」
男は崩れ落ちた。そして口を開きこう言った、
「ふはははぁーー!!まさかこの俺が倒されてしまうとは。しかし俺は四天王最弱、今のお前らの実力ではこれから先生きていけないだろう。せいぜい苦しむが良い」
男がそう言い残すと灰になり姿が消えてしまった。
「まさか、この強さでもまだ最弱なのか…
みんな、もっと強くなろう。俺たちはまだ成長出来る!」
「「「おおおーーー!!」」」
勇者一行はこの戦いを通して絆がさらに深まった。
「よっっしゃーー!!!今回のノルマ達成だぜーーー!!!」
「うるせーぞ最弱、実務は終わっても書類仕事が大量に残ってるんだぞ」
「えーー?!一仕事終わったばっかですよ〜少しぐらい休んでもいいじゃ無いですか」
「口じゃなくて手を動かせ!」
「理不尽だ〜〜〜!!」
そう、これは四天王最弱である彼が異世界でのんびり過ごす物語である。
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