気持ちの良い風景が広がる青春劇

期待しながら読みエンディングで両目が滲みました。「空は素敵な伽藍堂」という表現がとても良いなと感じました。物語全体が「青空」「広がる空」「空(から)」と言ったワードが軸になり先輩と空本くんの諸事情のある恋愛・成長劇として楽しめました。

序盤から気になっていた、先輩が幽霊である理由が後半明かされるも、想像に近かったので気が沈んだのですが最終的に空(から)の空(そら)は魂と生命で埋め尽くされ、空本くんの未来も含めて大きく伸びる大空が表現されていてとても心地よかったです。これからも宜しくお願い致します。

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