二つ目 憎かったよきライバル


 「ふん。なんだ貴様は、下民ではないか。どけよ」


あいつは昔っからこうだった。

態度がでかくて、下民を見下す。


そんなあいつが、いつだって俺の前にいた。

俺のライバルだった。


「貴様のような下民に私は負けん!」

「俺だって、負けられないんだ!」


何度だって戦った。

どんな時でも。

そして、俺たち達は今、ともに、一つの目標のために戦っている。


「行くぞ下民」

「足引っ張るなよ貴族!」


これは、そんな俺たちの、どうしようもない人生(キズナ)だ。

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ココから小説にしたら面白そうな話 ネコを愛する中学生(略してネコ愛) @nekonitukaesigeboku

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