第15話 純白の成人式
着物屋仕立ての純白ドレス
着物屋テンの元に、
急遽1人の18歳の少女から純白ドレスのレンタル予約が入った
テンは願った
10代のその美しさの蕾が弾けようとしている、まさにその純白期にこのドレスを着させてあげたい
棉のような時
テンは
10代の歳月の流れは早く、言うなれば純白適齢期にそのドレスを衣する機会がないことを口惜しがった
そうして、
着物屋が1着のみ成人式に向けて真白のドレスを誂えた
少女は言った
「その真白を纏い、純白をどこまでも光らせて成人になりたい」
冬の透き通る空気
白雪が舞う
純白に雪が重なり白を深めた
肌の白と雪の白とドレスの白
日光が光らす
純白が目一杯に輝いた
純白期にケリをつけて彼女は、
大人のステージに上がり、
色をつける
テンGO
純白の固定観念を衣替えして、
可憐で真白なワタのような頃に純白を身に纏う"キッカケ"を得る
それからは自由だ
純白適齢期
#HAMIRU
#テン
#ハミルEN
無数の純白が集う
数千、数万の純白
成人式
白くて、とても白くて
美しかった
想像する
若く
勇者の如く
凛々しき
数千、数万の
タキシード
ハミルEN ハミル @hamiru0815
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