第2話 俺の妹
「起きてくださいレンス様」
「ん......」
目を覚ますとメイドが俺を起こしていた。
転生してからまだ間もないので、眠くて仕方がない。
俺はすぐに着替えを済ませ、部屋から出る。
「ここから家族と朝食を食べるのか......」
正直言って、家族と飯を食うのは苦痛でしかない。
レンス・ルーパートは当たりスキルを期待されていたが、外れスキルを当ててしまったため当主である父上は俺に冷たく当たるようになっていた。
父上はどうやら俺を家族として見ず、出来損ないと見ているようだ。
次男や三男も俺を馬鹿にしているため、奴らとは最低限の会話しかしていない。
ほんとあいつら全員くたばればいいのに。
そう思いながら俺は食堂に向かっていると、前方から白髪の可愛い女の子が目の前に現れる。
この子は俺の妹で名前はルーシアと言う。
「お、おはようルーシア」
「……」
ルーシアは俺に対して無視をする。
まあ、原因は俺にもあるんだけど。
実は俺は悪役設定というのもあり、妹には酷いことをしている。
なんでこんな可愛い妹に意地悪をしなければならないんだろうか。
そう思っていると、ルーシアは俺にぺこりと頭を下げてから走って食堂に向かって行った。
昔は俺に懐いてくれた妹だが、今ではかなり心を閉ざしてしまったようだ。
だがルーシアはやっぱり可愛すぎるので頭を撫でたくなる。
でもそんなことすればなんて言われるかわからないしな。
俺はぐっと堪えて食堂に向かった。
食堂に着くと、すでに家族が座っていた。
長い机の一番奥に父が座り、その手前に次男と三男、妹、第一夫人が座っている。
そして第一夫人であるシーナが俺に対して、冷たい視線を向けてくる。
俺はそんな視線を無視しながら席に座る。
そして家族全員で食事を始めた。
―――
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序盤で殺される悪役貴族に転生した俺、外れスキル【創造魔法】を駆使して最強を目指します。そしたら王女と勇者が俺から離れてくれません。 @Soraran226
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