第2話 創価スタイルに倣うべし ?

共産主義とはあくまで実利(経済的利益)一点張りであり、その故に、現在の中国の驚異的な繁栄があるわけです。

「(法輪講を初め)宗教は御法度」であるはずの、そんな共産主義中国が宗教団体を歓待するというのはどういうことなのか。

「BBB」のように、フランスではカルト宗教とされる創価学会が、中国ではそういう扱いを受けていない。経団連や経済同友会といった、実質的な経済発展に寄与する組織と同じような待遇を受けている、ということなのか。

台湾には、法輪講・創価学会・天理教・金光教といった、新興宗教の布教拠点というか連絡先がありますが、中国には法輪講は別にして、(日本の)新興宗教の布教が認められているのだろうか。

もし、中国が日本の宗教団体の訪中を認めているのであれば、禅宗や浄土真宗といった他の宗教団体も、中国人民抗日戦争記念館を訪問し、先の大戦の戦死者へ供養(死者の霊に供物を捧げること)・法要(法事)をした後、中国各地で観光旅行(中国の経済的実力の見学)をすることが許されるのだろうか。

それら日本の宗教団体(の代表)が

① あらためて戦争について反省し

② 中国の現在の発展ぶりを見学し認識して

③ 日本へ帰り、各宗派の信者たちに、2度と中国と戦争をしないように説得する

のであれば、中国にとっては「実利」になり、これこそ中国の指向する「Win Win」の関係になるのではないか。

いい加減、禅坊主も「○○国師750年遠忌」なんて自己満足だけの法要ばかりやっていないで、最近の創価学会を見習い、少しは日中の平和に貢献するような宗教活動をすべき時に来ているのではないのだろうか。

2024年6月10日

V.1.1

平栗雅人

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人民網日本語版 中国VS創価学会  V.1.1 @MasatoHiraguri

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