7.罪と円
愛を閉じたら 誰にも邪魔されない
宇宙の外側に“えん”を切って
わたしは軽くなる
宇宙の内側に“はね”を捨てて
あなたも軽くなる
暗闇をもがくだけならば
瞳捨て去って
あなたの輪郭 おもい浮かべる
欲することにだまされても
沈黙に息絶えるなんて
空虚に生きている証ね
許される罪が
どこにもつながらないならば
愛される罪は
その手を離したとしても
つながったまま
愛を閉じても 世界は邪魔なだけよ
二人の外側に“えん”をつないで
わたしは飲み込まれる
二人の内側に“はね”をはやして
あなたは飛んでいく
星座が描けないならば
夜を待ち続けて
あなたの輪郭 つなぎ合わせる
欲することに飽きていても
何もかも手に入らないなんて
空虚な息遣いのままね
耐えられる罪が
もしも満ち足りないならば
愛される罪は
その手に握ったとしても
許されないまま
輝く
あまねく桃源郷へ
つなげて
光をつなげて今
許される罪が
どこにもつながらないならば
愛される罪に
その手がようやく届いて
今一つとなる
Confess my sins
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