このエピソードを読む
2024年6月29日 10:21 編集済
【06/29】追記有り>その町内に一つしかない小中一貫校に通っていた……なんてことのない普通の女子児童でした。初っ端からよくわからないネタが飛び出しますが、これはラノベあるある系のギャグとかですかね? 私はよくわからなくて首を傾げましたが……>少し遠くから聞こえるヒグラシの声が、ただただ心地良かった。ここまで「ですます調」で語られているので、ここだけ「た」で終わるのは違和感を感じます。何か特別な効果を狙ったようにも読めませんし。普通に「心地良かったのです」辺りでよいのでは。>いびつな形の石を組み合わせて作られた手作りの竿石と台で、「竿石」は大抵の人は知らない単語なので(私も調べました)、それとわかる描写を加えた方が親切かと。「いびつな石を組み合わせた台の上に楕円形の竿石が載っていて」など。>病院に行って、そのまま学校には来れなかったんだって。一日中、家にいなければならないほど酷いものだったんだって。ここの語り口調は先生のした説明を同級生が噂している、と読めますが、確定されていないので解釈が合っているか不安になります。前後に「クラスメイトがざわざわと話す」的な描写を加えたほうが親切かも。>焼けた鉄のような赫い彼岸花。この表現は攻撃的というか、なかなかいいですね。遅れましたが、拝読。正直、ネタ的には墓を弄りだした時点で読める展開だったので、驚きはなかったです。説明が細かい分、逆に冗長に思われたので、もう少しコンパクトでもいいかな、というのが読後の感想でした。物足りない原因としては、彼岸花と墓、手を持っていくという部分の関連性に、想像力を刺激する部分がない点かと。正直、私も読みながらそこは思いつかなかったのですが、逆に言えばそこを提示(暗示)されていれば、作者に上を行かれた事で「なるほど!」と絶賛したかなと思います。よいと思った点は表現力と締め方ですね。とくにラスト前の彼岸花の描写は凝っていて、かなりグッと来ました、やりすぎはよくないですが、ちょうどいい塩梅でしたね。他には病院の説明部分など、細かな点が気になる私でも納得できるよう経緯が説明されており、引っかからず最後まで読むことができました。村ということで、私なら個人の診療院にするかな?とかは思いましたが。その規模なら個人情報を流してしまうという話も、「田舎の人付き合いならあるかも」と説得力が増しますし。締め方も、奇をてらったものではなく、けれど主人公の実感がこもったもので、強く共感できるものでした。不思議と読後感が軽く、いい終わり方だと思います。このネタを昇華するなら、そうですねえ。この彼岸花の墓が昔からあるなら、もっと被害者がいたり、村ぐるみで関わっていたり、そういうニュアンスが見え隠れする……というのが自然な方向かな、とは思います。でもありがちに片足突っ込んでしまうので、そこは新たなアイデアが必要になりそうですが……【06/29】追記>特にネタとかではなく「普通の小学生でした」という説明のつもりだったんですが変に思ったのは、「その町内に一つしかない小中一貫校に通っていた……なんてことのない普通の女子児童」の部分ですね。なんかかなり特殊な設定ですよねそれ。なのでラノベ学園あるあるのパロディか何かかな?と。普通の話で、こんな例えを持ってくる理由がわからないので、とくに狙いがあるのでなければ「普通の小学生でした」でいいかと。ギャグで掴みを入れる話じゃないでしょうしw>「唐突にサキちゃんが『彼岸花の蕾って人の手に似てるんだよ』みたいなことを言って語り手が困惑する」それは露骨すぎるので、ぼやかして正解だと私も思います。それを踏まえた上で読者の想定を超えるオチが用意できるならアリなんですが。物語的に物足りない部分について再度考えてみましたが、一番の原因は「墓の情報がなく誰の記憶にもない」点だと結論しました。この設定だと想像の広げようがないので、単なる「墓をいじった子供の手が彼岸花になった話」で終わっているんです。故に恐怖の底が浅い。個人的には何かしら、もう一層の恐怖が感じられる二段底の構成が必要かなと思いました。例えばそう……後に医者と話した場面とかは使えると思います。大昔の村の写真が飾られていて、片手のない人間が何人もいたとか。戦時に食料がなくて、毒があるのを承知で彼岸花を食べていたとか。主人公と友人は二人とも村に越してきた家で、村は意図して子ども一人を犠牲にして墓の呪いを防いでいた……みたいな。まあ書いたのは適当ですし直すと大工事になるのでやらなくていいと思いますが、子供の恐怖体験に留まらない、背景の匂わせがあれば奥深さが出せたかなと思いますね。>長編の連載を再開されたとのことで、お忙しい中すみません。感想書くのは息抜きなのでwまた隙間見て寄らせてもらいますよ。
作者からの返信
コメントありがとうございます。【冒頭〜序盤について】特にネタとかではなく「普通の小学生でした」という説明のつもりだったんですが…変な書きだったでしょうか。ちょっと変えてみますね。そもそもこの説明は要らないかも?墓の竿石についてはそうですね。自分も書こうとした時に「墓のメイン(?)になる場所ってなんて呼ぶんだろう」と調べてたので。なにか補足を入れようかなと思います。【物足りない原因について】投稿直前までサキちゃんが彼岸花と墓を弄っている場面で「唐突にサキちゃんが『彼岸花の蕾って人の手に似てるんだよ』みたいなことを言って語り手が困惑する」という描写を入れていました。ただ「露骨すぎるかな」と思って、結局その場面は淡々としたものになりましたが…何かあった方がよかったですね。自分もちょっとすぐには思いつかないです。考えてみます。【病院について】そうですね。田舎という説明はされてますが診療所にした方がより自然だと思いました。ありがとうございます。改めて丁寧なコメントを残してくださり、ありがとうございます。長編の連載を再開されたとのことで、お忙しい中すみません。今後ともよろしくお願い致します。
2024年6月12日 19:01
「彼岸花 つぼみ」を画像検索して納得しました。雰囲気のおぞましさも勿論ですが、アイデアの勝利でもありますね。
コメントありがとうございます(レビューもありがとうございます)。これは個人的な好みでもあって、蕾とか卵とか蛹とか胎児とか「何かが生まれ出る前の状態」ってすごく怖くていいなって思ってるんですよね。
2024年6月10日 09:20
何で出て来ないのか??!と思っていたら…作品フォロー忘れていました…ッ!
コメントありがとうございます。いつもありがとうございます、ゆっくりご覧いただければと思います。
2024年6月10日 08:04
最後の展開までの語りが素晴らしかったです。
コメントありがとうございます。不穏な空気がじっとりと続く雰囲気を目指しました。楽しんでいただけたなら幸いです。
2024年6月10日 07:42
物言わぬ彼岸花に何らかの意思を感じて、不気味でした〜。妙な理屈などなく、単純に子孫繁栄と考えても怖さがあります。サキちゃんのその後も墓の存在も不明。ただただ、彼岸花の姿が鮮明に残りました。
コメントありがとうございます。彼岸花そのものは「ただの花」なので、余計に忘れられなくなりそうですね…
2024年6月9日 19:06
サキちゃんが帰って来た時の一文のインパクトが強烈でした……。これは、怖い^^;
コメントありがとうございます。直接的なグロ描写ではないのでセルフレイティングはつけませんでしたが、想像するとなかなかだと思います。
編集済
【06/29】追記有り
>その町内に一つしかない小中一貫校に通っていた……なんてことのない普通の女子児童でした。
初っ端からよくわからないネタが飛び出しますが、これはラノベあるある系のギャグとかですかね? 私はよくわからなくて首を傾げましたが……
>少し遠くから聞こえるヒグラシの声が、ただただ心地良かった。
ここまで「ですます調」で語られているので、ここだけ「た」で終わるのは違和感を感じます。何か特別な効果を狙ったようにも読めませんし。
普通に「心地良かったのです」辺りでよいのでは。
>いびつな形の石を組み合わせて作られた手作りの竿石と台で、
「竿石」は大抵の人は知らない単語なので(私も調べました)、それとわかる描写を加えた方が親切かと。
「いびつな石を組み合わせた台の上に楕円形の竿石が載っていて」など。
>病院に行って、そのまま学校には来れなかったんだって。一日中、家にいなければならないほど酷いものだったんだって。
ここの語り口調は先生のした説明を同級生が噂している、と読めますが、確定されていないので解釈が合っているか不安になります。前後に「クラスメイトがざわざわと話す」的な描写を加えたほうが親切かも。
>焼けた鉄のような赫い彼岸花。
この表現は攻撃的というか、なかなかいいですね。
遅れましたが、拝読。
正直、ネタ的には墓を弄りだした時点で読める展開だったので、驚きはなかったです。説明が細かい分、逆に冗長に思われたので、もう少しコンパクトでもいいかな、というのが読後の感想でした。
物足りない原因としては、彼岸花と墓、手を持っていくという部分の関連性に、想像力を刺激する部分がない点かと。正直、私も読みながらそこは思いつかなかったのですが、逆に言えばそこを提示(暗示)されていれば、作者に上を行かれた事で「なるほど!」と絶賛したかなと思います。
よいと思った点は表現力と締め方ですね。
とくにラスト前の彼岸花の描写は凝っていて、かなりグッと来ました、やりすぎはよくないですが、ちょうどいい塩梅でしたね。
他には病院の説明部分など、細かな点が気になる私でも納得できるよう経緯が説明されており、引っかからず最後まで読むことができました。村ということで、私なら個人の診療院にするかな?とかは思いましたが。その規模なら個人情報を流してしまうという話も、「田舎の人付き合いならあるかも」と説得力が増しますし。
締め方も、奇をてらったものではなく、けれど主人公の実感がこもったもので、強く共感できるものでした。不思議と読後感が軽く、いい終わり方だと思います。
このネタを昇華するなら、そうですねえ。
この彼岸花の墓が昔からあるなら、もっと被害者がいたり、村ぐるみで関わっていたり、そういうニュアンスが見え隠れする……というのが自然な方向かな、とは思います。でもありがちに片足突っ込んでしまうので、そこは新たなアイデアが必要になりそうですが……
【06/29】追記
>特にネタとかではなく「普通の小学生でした」という説明のつもりだったんですが
変に思ったのは、「その町内に一つしかない小中一貫校に通っていた……なんてことのない普通の女子児童」の部分ですね。
なんかかなり特殊な設定ですよねそれ。なのでラノベ学園あるあるのパロディか何かかな?と。
普通の話で、こんな例えを持ってくる理由がわからないので、とくに狙いがあるのでなければ「普通の小学生でした」でいいかと。ギャグで掴みを入れる話じゃないでしょうしw
>「唐突にサキちゃんが『彼岸花の蕾って人の手に似てるんだよ』みたいなことを言って語り手が困惑する」
それは露骨すぎるので、ぼやかして正解だと私も思います。それを踏まえた上で読者の想定を超えるオチが用意できるならアリなんですが。
物語的に物足りない部分について再度考えてみましたが、一番の原因は「墓の情報がなく誰の記憶にもない」点だと結論しました。この設定だと想像の広げようがないので、単なる「墓をいじった子供の手が彼岸花になった話」で終わっているんです。故に恐怖の底が浅い。個人的には何かしら、もう一層の恐怖が感じられる二段底の構成が必要かなと思いました。
例えばそう……後に医者と話した場面とかは使えると思います。大昔の村の写真が飾られていて、片手のない人間が何人もいたとか。戦時に食料がなくて、毒があるのを承知で彼岸花を食べていたとか。主人公と友人は二人とも村に越してきた家で、村は意図して子ども一人を犠牲にして墓の呪いを防いでいた……みたいな。
まあ書いたのは適当ですし直すと大工事になるのでやらなくていいと思いますが、子供の恐怖体験に留まらない、背景の匂わせがあれば奥深さが出せたかなと思いますね。
>長編の連載を再開されたとのことで、お忙しい中すみません。
感想書くのは息抜きなのでw
また隙間見て寄らせてもらいますよ。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
【冒頭〜序盤について】
特にネタとかではなく「普通の小学生でした」という説明のつもりだったんですが…変な書きだったでしょうか。ちょっと変えてみますね。そもそもこの説明は要らないかも?
墓の竿石についてはそうですね。自分も書こうとした時に「墓のメイン(?)になる場所ってなんて呼ぶんだろう」と調べてたので。なにか補足を入れようかなと思います。
【物足りない原因について】
投稿直前までサキちゃんが彼岸花と墓を弄っている場面で「唐突にサキちゃんが『彼岸花の蕾って人の手に似てるんだよ』みたいなことを言って語り手が困惑する」という描写を入れていました。ただ「露骨すぎるかな」と思って、結局その場面は淡々としたものになりましたが…何かあった方がよかったですね。自分もちょっとすぐには思いつかないです。考えてみます。
【病院について】
そうですね。田舎という説明はされてますが診療所にした方がより自然だと思いました。ありがとうございます。
改めて丁寧なコメントを残してくださり、ありがとうございます。
長編の連載を再開されたとのことで、お忙しい中すみません。
今後ともよろしくお願い致します。