11:北国の初夏 感想

お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093078124332759/episodes/16818093078729573876


 こ、これは……!!

 青春というか、思春期に訪れる男の萌芽といいますか、いやいや天真爛漫な嬢の様子も伝わってきますし、少年の中にほとばしる熱いパトスも伝わってくるようでした。あれですね、思春期になると体操着越しに透けている下着の気配にいちいちドギマギしたり、怪我をしていそうなのを見て何の気なしに背負った同級生から感じた自分にはない柔らかな感触に鼓動が激しくなったり、そういう少年時代の思い出を語りたくなるような、そんなお話でございました。

 まぁ、筆者の少年時代には性的な娯楽が増えすぎていたので(主に深夜のテレビ番組とか。金曜日や土曜日の夜は、当時の遊月少年にとって聖域のようなものでした)、少年のように身近な娘をネタに……というのは経験がないのですが(好きな子がいなかったわけではないですよ)、今では当時よりもネットが普及していたりそれに伴ってアダルトコンテンツが目に入る機会も増えていそうなので、もっと「身近な子をネタにした自慰行為」というのが遠いものになっていたりしそうですね。いや、実際どうなのかは知らないけれど、なんとなく。


 それはそれとして、嬢は実際どうなんでしょうね。筆者は天真爛漫ゆえに少年の昂りなどは意識せずにその溌剌たる肢體を押し付けてしまったのかなという風に読み取ってしまいましたが、ひょっとしたら嬢も嬢で思春期を迎えており、そして少年よりもやや積極的に「当ててんのよ」していたりする可能性も有ったりるのでせうか?

 それと、筆者の脳内では嬢って少年より少しお姉さんなんですよね。視界いっぱいに広がるのどかな田園風景のようなおねショタの波動を感じたりしております。いいですよね、たまに見る田園風景。どこまでも伸びる長い長い電線、遠くに見える山々、そして時々聞こえる人々や獣たちの営みの声……(いやらしい意味じゃないですよ!?)。少し、遠方まで小旅行したい気持ちになりました。どこかおすすめの所はありますか?


 ということで、オーロラというと某ソーシャルゲームに登場する『自分に無垢な愛を向けてくる美しきものへの嫉妬や自身の翳りへの焦燥を抱えながらも、誰よりも輝いている存在たらんとして周囲を混沌に陥れていく妖精』を思い出してしまうね、というお話を添えて、『北国の初夏』の感想とさせていただきます。

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