9:かたしろ 感想
お話
https://kakuyomu.jp/works/16818093078124332759/episodes/16818093078704634329
隔離された部屋、和風テイストな世界観、つまり──と言わんばかりに座敷牢に隔離されて歴代当主の欲望の受け皿にさせられてしまったおねいさんなのかなと思ってしまいましたが、呪術の受け皿にされていたんですね……。
個人的に好きだったのは、かたしろの姉さまが余計な知恵をつけぬように御伽噺しか与えられていなかったのだろうというくだりでした。伝わる雰囲気の、なんともいえず淫靡な感じ(本編はそんな話じゃありません)、こう……なんとなく、どれをとってもそういう方向に変換しうるこの感じ……伝わりますかね、それともこれは筆者がスケベェ……な創作物に親しみすぎているからなのでしょうか? 「スケベェ……」といえば、最近某ネット通販アプリ?のコマーシャルで歪みねぇ♂音声が含まれていたことが巷で話題になりましたね。森の妖精たちが、再びブームになってくれたりするのでしょうか。楽しみですね!
和風テイストで世間から隔絶されたところにいるお嬢さんというと、代々「お役目」と称してお偉いさんの欲望の捌け口となることを宿命付けられる家系に生まれついたお嬢様と、そんな「お役目」を果たす彼女の痴態と呼ぶのすら生ぬるい乱れようを目撃してもなお彼女への恋心を抱き続ける若き使用人の漫画をどうしても思い出してしまうんですよね(突然の語り)。純粋な言葉に触れて「お役目」に疑問を持つようになったヒロインを連れ立った使用人の逃避行のくだりとか、迷信だと思われていた言い伝えが……なラストとか。けっこうハードな描写が続くわりにしっかりハッピーエンドなので、どなたも安心して読める成人向け漫画なのではないかなと思ったりしております。
坊っちゃん、周りに
などと和風テイストな世界観に想いを馳せたところで、『かたしろ』の感想とさせていただきます。
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