やっぱり障碍者や病人を題材にした作品は、非常にデリケートですからね……。
私自身決して完全な健常者ではなく、幼い頃から周りとの違い(人間が苦手、話すのが怖い、単独行動を好む)に悩まされていた身としてはやはり「弱いことを受け容れる」のはとても難しいです。
だって言ってる人(健常者)は、その「弱み」がどれだけ私を苦しめ、縛り、傷つけているか知らないから。
……やっぱり難しいですよね……。
作者からの返信
月兎アリス(読み専なりかけ) 様
コメントありがとうございます。
そうなんですよね💦
健常者の私がいくら気持ちを込めて作品を書いても、実際にその弱い立場に立ったことがなければ、何を書いてもそれはただのフィクションで、本当に届けたい人の心に届くかどうかわからない。
そこが健常者の自分では判断できないところが難しいところだと思います。
だからこそ、自分の身に起きた経験というのはとっても大事で、いろんな経験をすればするほど作品に深みとリアリティを付与してくれる。
月兎ちゃんも、ツライことがあったら、いつかそれを同じ立場にいる誰かに向けて作品へ消化してみてもいいと私は思うなぁ(´∀`*)
前に書いていたエッセイみたいにね。
私は「やったぜ!これで小説のネタができた!」と思うことにしてます(笑)。
評価とアドバイスいただき、ありがとうございます!
風雅様は間違っておりません!
実は拙作、公募に出したのですが少しして落ちてしまって、ならタグなどを消さないとと思って現在の形になっています。
身内に難病を患っている者がいるものですから、病気は全て治せるという時代をどうしても描きたくて、現在のような形を選んだのですが、やっぱりそうですよね……。
そのために架空の疾患を用意したけれど、それでも公募だと、かなり厳しいですよね……。
テーマですが、主人公に立ち向かえと言っている訳ではないんです。
どんな障害や病気も克服した時代だからこそ、誰もが望めば普通になれる時代において、唯一治せない病気を抱える主人公に弱さを受け容れながら生きていってほしかったんです。
そんな時代だからこそ凄まじい同調圧力が働いています。
この圧力が曲者で、普通を選ばない、選べない人は下と見なされ、おっしゃる通りに捌け口にされています。
悲しいけれど、人には……特に架空の未来では下が必要で……。
多様性を謳いながらも、最近こそ障害者への偏見や分断が強くなってきてるのも体感として感じますし……。
そんな厳しい社会で、弱者認定された主人公がどう生きていくかを描きたかったんです。
作中に一応書いたのですが、極少数派を手厚く支援するのを架空の未来の世論が許さず、そんな世論を抑え込むために弱者というくくりに入ってもらって、弱者(作中ではまさに晒し者)だからこそ徹底的に守れる……そんな状況を生み出すために、弱者という枠組みが必要になった次第です。
SF設定については風雅様の理解不足なんてことはありません!
公募の文字数を理由に最低限に省略して削ってしまったのが理由だと思います。
友達に読んでもらったら通じちゃったものですから、これでいいかなって通してしまいました。
忖度はなかったとは思うんですが、やっぱりゲームや好きな作品が似ているせいで共通認識などが前提にあって、理解への甘えが発生したのかもしれません。反省です。
カプセルに戻ったのはモンスターボールの認識で合ってます! 正確には量子もつれを利用した座標回帰っていう技術です。
服ごと消えたのは瑠璃乃が服を自身を構成する情報の一部って認識して一体化していたためです。エルイオン不足のせいで自身の形状を人として保てなくなった際、体の一部である服も素粒子として霧消してしまった感じです。
瑠璃乃の調脳力という心の調子を整える力によって永遠は2b8の症状であるトラウマに付随する痛みの再現を抑えられています。
あと、エルイオンは有限です。
脳内物質と反応したエルイオンが瑠璃乃の燃料になってるので、永遠の脳内物質が不足したら供給不足に陥ります。
あれです。体が弱ってくると風邪をひくみたいに、心(脳)を使いすぎるとエルイオン供給に不備が出てくる感じです。
有限のため、体から大量に漏れ出ると存在を保てない……瑠璃乃の場合の死に直結します。ですので体を引きちぎられたら大量漏出で危ないです。永遠との供給ラインが消失していたら傷も治せなくなります。
ご指摘いただいた通り、2030年ではとても到達不可能な未来ですよね。
作った設定だと、オクミカワという魔法の石と発見と、とあるシンギュラリティが起こってこんな未来がやってきます。
でも、あくまでとある未来なんです。だから時代に追いつかれてもいいのかなって……。
少し先に、もしかしたらこんな未来があるかもよって、身近な近未来にしたくて2030年に設定しました。
そもそも最初からヒューマンドラマが書きたくて、テーマに合わせて説得力のある設定を作れないかと試行錯誤していたら近未来になっていました。
極端なことを言うと現代劇でもよかったんです。
でもそれだと逆におかしすぎるし、なら少し未来でいいかな? っていう経緯で時代を決めました。
でも、やっぱり無理があるでしょうか?
永遠は病気がもとで、ひきこもりになってはいますが、本来は内気だけど人間が好きで義理堅いという設定がありまして、最終的には恩返ししたい一心で動いています。
それぐらい心に平穏をくれて、外に連れ出してくれて瑠璃乃に大恩を感じているから怖いのに立ち向かえました。
現実の17歳男子でも可愛い子に頼られたら案外簡単に命懸けちゃうと思うのですが、やっぱり無理があるでしょうか?
文章構成へのアドバイスも本当にありがたかったです!
私は、頭の中で読み上げる時に心地良いリズムの文章を目指してしまう悪癖があって、たしかに美しい文章より優先してしまっていました。
ご指摘いただいたように直してみたほうが、やはり圧倒的に公募には有利なんでしょうか?
あと、私は神視点で書いているつもりなのですが、三人称とは完全な別物でしょうか?
スパッと書いて、後は補足。
まず読者に見せる動作、それから付随する情報を書き足す。
これらをこれからは特に意識していきたいと思います!
長くなってしまってごめんなさい!
厳しいなんてとんでもないです!
真剣に向き合って頂けて本当にありがたかったです!
また相談したいことがあったらコメントしてもいいでしょうか?
作者からの返信
牛河かさね 様
コメントありがとうございます!
大変嬉しいです!
そうですか……公募は残念だったですね。。
やはり障害や病気のものを扱うと倦厭されるのかもしれません。
私も『天使の羽根』で盲目の少女という障害のようなもの(ファンタジー的な要因なのですが)に触れていて、思い知りました(>_<。)💦
病気は全て治せるという時代、とても素晴らしい発想だと思います。
そういった時代がいつかくると本当に希望を与えてくれるような作品で、そこについては私も全く異論はないです。
年号の設定については、本当に作者さまの一存で決めることですので、強い思いがあって2030年にしている、とのことですので、そのままで良いかと思います。
ただ、おそらく他の読者の方も同じように思われるんじゃないかな、と思った次第です。
「主人公に弱さを受け容れながら生きていってほしかった」
お気持ちはよくわかると思います。
ただ、生きることがツライ、という人はたくさんいて、悲しいかなそれで自殺される方もおりますよね。
そういう人にとって、ただ生きていく、ということは巨大な敵と立ち向かうことと同義だと思うのです。
赤木さんの叱責は、健全な立場から見ればしごく全うなことを言っているように見えますが、それを実際に永遠のような疾患者が聞いたら、「立ち向かえ」と言っているように聞こえるんじゃないかなぁ。
赤木さんの叱責は、読者から見れば、作者の心の声として受け止められます。
これを実際に病んでいる方が読んだ時、どう受け取るかな?と思ったのです。
まぁ私も健常者ですので何とも言えませんが💦
「現実の17歳男子でも可愛い子に頼られたら案外簡単に命懸けちゃう」
……ある、とは思います。私は17歳男子ではないので分かりませんが💦
ただ、そこに永遠の病気がどこまで影響を及ぼすのかが分かりませんでした。
コミュ障って言葉があると思います。
それは、突き詰めれば脳疾患のようなものなのです。
自閉症とか、本人にはどうすることも出来ない領域のもので、訓練で和らげることは出来ても、やっぱり人に関心がない、という人はいます。
実を言うと私の息子もその傾向がありまして、だからより敏感に反応してしまったのかもしれません💦
だからこそ、疾患ものは取り扱いが難しいのですよね。。
脳疾患ではなくて、心の病、とすれば、カウンセリングで治るものもありますから、瑠璃乃とのコミュニケーションによって無理はなくなると思います。
そこは、やはりどうしても脳疾患じゃなければいけなかったのでしょうか?
ちなみに神視点についてはですねぇ、私が説明するよりもWEBで検索した方が正確かもしれませんが💦
要は、作者の語りが入ってくるのが神視点ですね。
「まさか、この後に大変なこととが起きるとは、永遠は予想もしていなかった。」的な。
登場人物の誰も知り得ない情報が書けるのです。
だから、エルイオンや2b8について、博士たちが知り得ている情報以上のことが本当なら書けるはずなんです。
本当に物語を俯瞰で見て書くのが神視点。
だから、小説でも書くのが一番難しいと言われています。
三人称も、いわゆる神視点と呼ばれることもあるようです。
神視点だけど、一人のキャラクターの顔の横にカメラがついていて、そこから見えるものを書く。
それが三人称一元視点。
更に、そのカメラがキャラクター間を移動できる。
それが三人称多元視点と呼ばれるもの。
これが最近は一番多いかもしれません。
途中で一人称が入ってきてもOKという、なんでもあり的な視点……らしいです💦
完全な神視点は、地球を空から眺めている感じで、どこか一歩も二歩も退いて物語を見ている感じと言いますか。
昔話を読み聞かせられているような……。
なので、主人公である永遠の気持ちに寄り添った作品を書きたいのであれば、三人称一元視点(永遠視点)か、三人称多元視点で書くと良いかもしれません。
地の文の書き方は、本当に色々ありまして、私には到底理解できないような書き方で書籍化されている作品もたくさんあります(嫌味ではないです💦)。
ですので、ここに書いたことは、あくまで私の好みに依るところが大きいです。
書いていて、ご自身が一番しっくりくる書き方が一番よいと私は思います^^
なかなかここまで熱く語れることがないので、正直とっても感動しています。
熱くなってしまって、大変失礼な言い方になっていたら本当に申し訳ありません!
コメントいただけるのは、とっても嬉しいです!
ただ、ここのコメントが編集されても通知されないので💦
近況ノートにコメントいただくか、もしくは、discordでのチャットが可能でしたら、そこに、この読書感想文用のチャネルを用意しておりますので、そこで会話させてもらえたらとっても嬉しいです!✨
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他のカクヨム作家さんたちも、discordで色々創作談義されております^^
私も勉強中の身ですので、一緒に創作談義させて頂けたら大変勉強になります!
このたびは、当企画へご参加頂きまして誠にありがとうございました。
レビューは、後ほど投稿させて頂きますので、少々お待ちください(*ᴗˬᴗ)
とりいそぎ返信したかったもので💦
応援しておりますので、これからもがんばってください!
僕もこの作品は読みました。僕はそんなに気付かなかったけど、審査員目線で読むと色々と気になるものなのですね。
作者からの返信
夏目 漱一郎 さま
コメントありがとうございます。
審査員ではないのに偉そうに申し訳ないです。。
私もプロではありませんので、あくまで私個人が感じた内容になります。
感じ方は人それぞれだと思います。
ご意見頂けて嬉しかったです^^
ありがとうございます(*ᴗˬᴗ)
時代が近未来に追いついてしまうのはあるあるですよね。
有名どころだと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の未来は2015年でもう10年前になろうとしてますし……それでも作中の描写とは違う意味で凄い未来にはなっている事は確かですよね
作者からの返信
バリー・猫山 さま
コメントありがとうございます。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の未来は2015年なんですね?!
実は私、1しか見てなくて(;´д`)
……調べてきました。
2で未来の2015年へ飛ぶのですね。
でも、そもそもこの作品の舞台が1985年にタイムマシーンが出来た、という話ですから、ちょっと趣旨と違うような……要は、キテ●ツ大百科みたいなものでしょうか。
ドラ●もんが出来た年には、まだ到達していないし、スターウ●ーズは、別の暦で書かれていたと思うので、そういう感覚でした(;゚∀゚)
的外れな返信をしていたらすみません(。>ㅅ<。)💦