0-2 2044年10月11日午前十一時三十一分への応援コメント
ふふ、こんなこねくり回した渾名だったとは、マッシュパイw
なかなか将棋の評価値みたいな形で音楽の優劣は測り難いような気もしますが、どうなんだろ、コンクール的なものでは有用だったりする未来もありうるのか?
しっかしスプリングウォーもそうですけど、こんだけ登場人物多いとわけわかんなくなりそうですけど、命名と味付けで印象残すのは、ほんと感心しますわw
作者からの返信
連載作品をはしごしてのコメントありがとうございます! ^^
「世界でもっともAIから嫌われたピアニスト」で何とかうまい語呂を作れんかと色々考えたんですが、元の英語のフレーズがそういじれない以上、「MHπ」みたいな謎の略語にどうしてもなってしまい 笑、もうこの際インターナショナルにこじつけが行われたことにしようと w
まこと、AIが演奏の優劣を測れるのかという問題ですが、「専門家が良いと判断する演奏のデータを繰り返し学ばせる」という力技的手法で、ある程度の判定自体はできると思うんです。それがどの程度の機械の性能を要求しているのかは知らんけど。
現実問題として、二百人参加のコンクールでベストテンとそれ以外を決めるのって、審査員の間でもそれほど議論は起きないようなんです。合議制でルールをしっかり決めてる分にはね。そういう意味でも、こういうことが可能な未来は案外近いのかもなと思います。ただ、当然ながらAIの判定にどこまでウェイトを持たせるのか。たとえば十人の中の一人の扱いなのか、総点の半分ぐらいゆだねてしまってもいいのかが問題です。
現在の空気なら、「AI審査員」が技術的に可能でも、あくまで審査員一人分の扱いにしかならんと思いますが、世論的に「公正な機械の声をもっと聞け」みたいな圧力がかかってくるかもしれない。本作は、そういう社会風潮も問題になりつつある近未来という構想で書いてるんですが……まあ詳しくはこの先をお読みいただくということで。書いてる私自身、ほんとにそういうSFにできるのかなとちょっと怪しかったりもするんで 笑。
あ、キャラはもうちょっと増えます。しばらくわちゃわちゃした感じが続きます。どうぞよろしく。
編集済
0-1 2044年10月11日午前九時四十五分への応援コメント
私ですら答はdだとわかる親切設計w
今回は(というのも微妙に失礼発言な気がしつつ)最初からトントンと乗せられて、読者として楽しんでる感じですw
プロローグ部分は終盤の、というより、序盤のクライマックスの先取り的な感じですかねw
ラヴェルは本当に演奏されてたのか……w
追記:あーカーテンコール、普通にアンコールに勝手に自動翻訳して読んでましたねえ、私💦 そのせいか何を弾いたかとかは特に気にしてませんでしたがw
しかも「頭の言語セットを」のくだり、これまた勝手に比喩じゃなくサイバネ的な何かのガジェットかと思い込んでました、あはは(白目)。
まあ、こちらが頓珍漢な読みをしょっちゅうしてるというのを除けば、違和感や不足を感じるような点はないんじゃないかと。
「マッシュポテト」が何を意味してるのかは、ちょっと気になりますw
作者からの返信
11/7追記入れました
コメントありがとうございます!
>今回は(というのも微妙に失礼発言な気がしつつ)最初からトントンと
いやもう、これは意識してやってますんで w
その昔に湾多が構想した長編ってみんなこんな感じなんですが、仕込み部分がやたら複雑なんですよ。もったいをつけたりしてたら序章だけで五万字ぐらいいきそうなんで、説明調になり過ぎない程度にさくさく進めようと。
その意味では、プロローグは自ら退路を断つために入れたという意味合いもあるかも 笑。冒頭に行き先をはっきり提示した以上、伏線なんて張ってられません。
>ラヴェルは本当に演奏されてたのか……w
余談ですが、序章の草稿の一つには、最初、こんな舞台裏じゃなくて、客席で時間つぶししているサホが居眠りから目覚めるパターンというのもありまして、その時のBGMはベートーヴェンの「皇帝」でした。あのバージョンも捨てがたかったんですが、まあそれはともかく。
今のところ、サホが本選で弾いた曲が何なのかは伏せてますが、これは違和感ありませんかね? そっちの方は出し惜しみしてるんじゃなくて、単に説明がややこしいから後回しにしてるだけなんですけれど ^^。
11/7追記
んー、まあ、アンコールとカーテンコールぐらいなら……要は「すげー盛り上がってた」と伝わればいいんで w
言語セットは、そうか、そういう読み方をする人も出てきますかね。もう少しSFっぽくない言い方があったらいじっておきましょう。
<マッシュポテト>は……まあ次回をお楽しみに。それらしい通り名にこじつけられるよう、だいぶん苦労したんですと先に言い訳しておきます……。
0-1 2044年10月11日午前九時四十五分への応援コメント
前話から一転してリアルでシビアなコンクールのお話。でもサホの、歯に衣着せぬ批評とか、結婚式の夢とか、一筋縄でいかないキャラクター性を感じます。「キスしてぇっ!」の絶叫もよいですね(笑)。ネットの書き込みから物語が始まるところも、おもしろかった。それと、登場人物それぞれの注釈も、展開がゆっくりめなので分かりやすかったです。音楽やコンクールのことは、よく分からなくても、それでもおもしろく読めてしまうのが小説の力なのだな、と感じています。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
この作品、文章自体は五年前から書いてるんですけれど、序盤でこの主人公にまつわる情報をどう開示していくべきか、ずっと苦労してまして……何しろかなりの「事前説明」が必要なんで……仕方ないから序章にたっぷり分量とって、当然ながら展開もゆっくりめになって、これでいいのか? と思いつつ書いているんですが、わかりやすいと評していただけたのなら幸いです。
今回連載を始めたことで、バージョン違いで二十以上もあったファイルが死文と化してハードディスクの中にお蔵入りすることになりまして、でも冒頭の「ネットの書き込み」は、その中でも気に入ってたやつだったんですね w。で、切り捨てるに忍びなく、なんとかこの形で出してみた次第。思わせぶりな怪情報の内実、今回はそう引っ張らずに種明かししていきますんで、よろしくおつきあいください。
0-1 2044年10月11日午前九時四十五分への応援コメント
なんだろう? 華やかで賑やかしくて音楽があって。この感じ。ミュージカルみたいな、萩尾望都先生の漫画の一場面のような、でも間違いなく湾多さんワールド。
いつの間にか文字を読んでいるのを忘れてました。そして、この約八時間後の、あの場面にどう繋がるのか?
さらに、九時間後にはどうなっているのか……と、続きが楽しみで仕方ありません
((o(^∇^)o))
作者からの返信
コメントありがとうございます!
なんだかすごい巨匠の作品と引き比べられて恐縮ですが、まあ国際コンクールだし、ファイナルだし、サホってそこそこ年食ってるし、顔見知りなんていくらでもいるし、しばらくはわちゃわちゃした感じが続くことになるかと ^^。
章の結末を先出しした以上、しゃきしゃき進めていきたかったんですが、物語の前提となるべき情報の分量がどうしても削れきれませんで、開き直ってじっくり一日の流れを追うことになりました。その分ディープさも増量しそうですが、お付き合いいただければありがたいです。次はちらりと出てきたサホの謎のミドルネームの意味が明かされます。どうぞお楽しみに!
編集済
0-1 2044年10月11日午前九時四十五分への応援コメント
この人たち全員、すごい語学力ですね。英語、イタリア語、ドイツ語ができるって。
ファイナルって、ほんとにこんな世界なんですか?
作者からの返信
ええと、全員がマルチリンガル、という印象になってしまってたら申し訳ないんですが、ここのシーンは基本的にサホ個人の語学力を提示するつもりで出しました。ので、サホはかなりのマルチリンガルなんですが、他の人たちは母国語ブラス1あるいは2か国語、というぐらいの設定です。
とはいえ、ヨーロッパで活躍してる音楽関係者だったら、三カ国語ぐらいの日常会話は普通にこなすんじゃないかと。売り出し中の音楽家なら語学スキルの良しあしに直接生活がかかってくるし、ステージマネージャーとか劇場事務局勤めなんかだと、得体のしれないドサ回り芸人とかを相手に、とにかくコミュニケートしないと仕事になりませんからね。
語学力に無頓着なのって、結局のところ、若くしていきなり大ヒットしたような超メジャー級のアーティストだけじゃないかと思います。そりゃ最初から通訳雇う金があればねえ。
断章〜トッカータ 2044年10月11日午後五時四十七分への応援コメント
>音楽コンクールにもAI判定が一般化した近未来。
最初は「それ、イヤだなあ」と思ったんですが、えこひいきや忖度が入らないから、平等でいいのかも?
とある演奏者から「コンクールで評価されるのは有名な先生の弟子ばっかり。その人たちはみんな同じ音色で没個性なのに」という話を聞いたことがあります。
でもAIと相性が悪かったら、それはそれで苦汁をなめますね。
作者からの返信
コメント並びにレビュー、ありがとうございます!
ってか、二話目で星投げていいんですか!? ミナガワさんといい、気風がいいというか w
>えこひいきや忖度が入らないから、平等でいいのかも?
現状を見る限り、この業界でAI化なんていつ起きるのかなと思いますが……起きるとしたら、やっぱそういう理由で進むんでしょうね。「xx門下はどこそこの仕事で有利」みたいな話なんて、当たり前のようにありますし。
とはいえ、我々の世代は、オートメ化とかIT化とか、バラ色の未来を語っては、そのたびに唖然とするほどお粗末なケチがついて、地の底まで幻滅する、ということを繰り返してきてますんでね。あと二十年程度で音楽審査を本格AI化なんかしてしまったら、絶っ対にろくでもないことになると思います 笑。
この主人公は、その世界でいちばん貧乏くじを引いた人っていう設定ですね。
編集済
断章〜トッカータ 2044年10月11日午後五時四十七分への応援コメント
お。近未来。すわSFか、と思いきやドタバタ風ではない大人なムードに、これはもしやポリティカルサスペンスなのか、と思ってるところに物語が動きだし——あ、なんだ湾多さんじゃないですか! のノリにw
まだどう転ぶかわからないのですが、出だし快調なんじゃないでしょうか。
サホちゃん大丈夫なのか?
(概要に全部書いてあったwww)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ライフワークですとぶち上げたところで、なんか湾多風とも言うべきバカ話臭がまったく払拭できてない文体に w。
もう少しガチの真剣勝負っぽい日本語を意識したかったんですが、まあここから数話の間はほとんどいつもどおりのコメディ調になると思うんで、とりあえずこのままいこうかと。
少なくとも裏六甲程度の更新ペースは維持していくつもりです。ゆるゆるとおつきあいください。
断章〜トッカータ 2044年10月11日午後五時四十七分への応援コメント
有名な国際的なピアノコンクールの入賞者発表のシーン。それを見守る外交官の兄。ピアニストの妹はファイナリスト。実にゆっくりと物語が起ち上がっていくような雰囲気が急転直下! 後半は文章の勢いに流されるように読みました。保安AIが脅威と判定するような疾走とはどんな走りなのか? ピアニストという職業から私が勝手に想像するイメージと、サホさんはかけ離れたタイプの人のようです(笑)。そして最後に兄の絶叫。強烈な第一話。とてもおもしろかったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
そのうち本気モードで音楽史を語りだす回も出てくるかと思いますが、当面はこの奇特なピアニストのあれこれを追いかける展開です。
一応お知らせしておくと、ここは予告編っぽく作ったプロローグというか、番組開始前のコマーシャルというか 笑。
次からちゃんとしたプロローグです。しゃきしゃきと更新していける形にはならないと思いますが、お付き合いいただければ嬉しいです!
断章〜トッカータ 2044年10月11日午後五時四十七分への応援コメント
サホさんというキャラクター、華があって良いですね。先がすごく楽しみです。
でも、この後まさか死んじゃって直ぐに退場? とか心配しましたが作品紹介文を読んで安心しました。この方中心にお話が展開するんですね。
クラシックはリラックスしたいときに聞く程度で、好んで聞く曲でも曲名とかは覚えてないし、全く知識ゼロなんですが多分大丈夫(何が?w)
必要ならば都度検索しつつ楽しませて頂きます。
聞くのは好きなんですよ、クラシック。何も考えずにただ聞くだけなんですけど。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
この主人公は……いやまあ、読めばすぐにわかるか w。とにかく色々とユニークなキャラで、作り手としてはうらやましくもあり、不憫でもあるキャラですねー。
言われて気がついたんですが、この作品、章末に注釈入れまくるつもりだったんですよ。今回の分入れ忘れた……あとで修正入れます。こういう形で読みやすいかどうか、またご意見いただければ。
前の長編では別作品扱いで注釈集を同時に出してたんですが、どうも活用率が低かったようで、やはり同じ画面の中に入れるしかないのかな、と。それか、時々附章みたいな感じで注釈エッセイ挟むほうがいいのか……でも、それもなんかなー。
断章〜トッカータ 2044年10月11日午後五時四十七分への応援コメント
おもしろそうですね〜。
期待してます。
頑張ってください!
作者からの返信
最速のコメント並びにレビュー、ありがとうございます!
ってか、もうレビューつけたんですか!? いや、ありがたいんですが……それに見合いますかどうか。
もう二、三話の間はそうそう何週間も空かないと思うんですが、その先が全く五里霧中です ^^。おもろい小説ばかり読むのにかまけてたツケを、慌てて払ってる状況……気長にお付き合いいただければ幸いです!
編集済
0-2 2044年10月11日午前十一時三十一分への応援コメント
ネットに非接続のままで……の辺りから、そうえいばこれは近未来のお話で、SFなのだった、と思い出しました(笑)。SF的小道具の細かい描写がさすがです。テロ騒ぎもあって、政情も不安定。そして、マッシュパイって何だろう? と思って読み進めたところへ、きっちりと説明、で読みやすかったです。このミドルネームが命名されるエピソードもおもしろかった!
作者からの返信
コメントありがとうございます! そうです、これはSFです……と熱っぽくアピールしたいところですが、今のところはせいぜいスマホの次世代みたいなガジェットをそれっぽく描くことぐらいしかできません。というか、たぶんこの予測イメージは外れると思うんですが ^^。
サホのミドルネームについては、横車を押しまくった果てにアリのようなナシのような微妙な単語にこじつけました。いいかげん考えるのに疲れたので、たまたま意味の通ったニックネームがひらめいて、一も二もなく飛びついた、というのが真相です。もっともらしく読んでいただけたのなら何よりでした w
ちなみに今回分では、そもそもサホの昨晩のアルバイトとは何なのか、というところまで説明入れるはずだったんですが、入りきれませんでした。結構重要な情報だったりします。情報提示の交通整理がとにかく大変で……作品要素を絞り切れなかった書き手が全部悪いんですが……そういうわけで、説明的なシーンがまだ少し続きます。なるべく読みやすく構成しますんで、よろしくお付き合いください!