帝國海軍聯合艦隊記

暁椿

第1話 始動!八八艦隊!①

「八八艦隊計画は無事に完了したが…問題か…」

「はい…艦艇の所属艦隊決め等が難航している様です。」

目の前の男と、語り合う。

こいつは古くからの馴染、南雲忠一。

新設された航空機動艦隊の司令長官をやっているらしい。 私は長岡椿。普通の人間だ。

帝國海軍に所属する軍人。それ以上でも以下でも無い。

昨今の情勢は不安定で厳しい。だから、交流が欠かせないこの頃である。

「う〜ん…もうどうせなら、君が艦隊司令官をやったほうがいいな。」

「…は?…どう言うことだ?」

私には理解できないが、南雲は続ける。

「だって、君には才能がある。常人にはないほどの…ね。」

「そうなのか?…自分では判らんものだな。」


「確かに、君には才能がある…君は、司令官をするべきだ…と、思う。」

突然戸が開き、一人の人物が入ってきた。

「…!山本司令長官!」

「…堅苦しいのは、苦手だ。 軽くでいいぞ。」

「しかし…で、どう言うことです?」

「君にはたしかに才能がある…若さもある。君なら適任だ…な」

「なら、決まり…だな! 山本!人事課に掛け合ってくる!」

行動が早いな、困った…

これからどうなるのか…少しずつ心配になってきた。



数日後、

「何故、人事は通したんだ…」

とても疑問に思った。 そして、波乱の始まりだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

毎週 日曜日 12:00 予定は変更される可能性があります

帝國海軍聯合艦隊記 暁椿 @Akatuki-Tubaki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る