最終話
「ハァ〜……、今日もかなり疲れちゃったな……。それに今回はかなりやらかしちゃったこともあるしね……。あはは……」
今日の仕事も無事に終わり、その後家に帰って来た私はそのままベッドにダイブして今日1日を振り返っていたの。
といっても、主に恥ずかしいことばかりだけどね……。あはは……。
「フゥ〜……。このままグニャ〜っとしてても仕方ないし、まずはお風呂に入ってリフレッシュしなくちゃね♪」
そして私はベッドから起き上がり、そのままお風呂に入ることにしたの♪
ちなみにお風呂に入るついでに洗面脱衣室の中を見てみると、そこには洗濯機の上に本来着けていくはずだった新しい下着が置かれていて、更にリビングにあるテーブルの上には財布も無造作に置かれていることがそれぞれ確認出来たの。
つまり奏翔くんの推理は無事当たっていたというわけね……。ハァ〜……、今日は本当にやらかしまくった1日だったよ〜……。
「それじゃ、いただきま~す☆!」
お風呂から上がってパジャマに着替えた私はその後、お酒とちょっとした手料理を用意し、そのまま今日の晩食を迎えることにしたの♪
モグモグ……。
「う~ん、美味しい〜☆! それじゃ、お酒も少し飲んでっと♪」
ゴクゴク……。
「う~ん☆! やっぱりお仕事を終えてからの家で呑む晩酌の一杯は格別だね♪」
晩食を迎えた私は、美味しく食べたり呑んだりしてゆっくりのんびりと寛ぎ、そのままリラックスした気分になってとっても癒やされていたの♪
フニャ〜♪ 今この時間がとっても幸せです♪
「あっ♪ そういえば今日のシャイニーズの結果はどうだったかな? ちょっと気になるから見てみようっと♪」
それからしばらくして、私はスマホを開いてシャイニーズの試合結果を見ることにしたの。
「えっと〜、どれどれ……。えっ、嘘!? 今日もシャイニーズ負けたの!? ハァ〜……、これで6連敗かぁ〜……。うぅ〜……、一気に憂鬱になったかも……」
そして試合結果のスコアを表示し、いつものようにシャイニーズの方の得点を手で隠して、先に相手チームの方の得点を見てからその後手を外してシャイニーズの方の得点をチェックしてみると、今日も負けて6連敗していることが分かり、私は一気に落ち込んでとても憂鬱な気分になってしまったの……。
癒やされた気持ちからいきなり心が病んだ気持ちに上書きされてしまったわね……。しくしく……、ぴえん……。
「どうしよう……。負けた時の気持ちがやっぱり中々割り切れないんだけど……。これは当分しばらくずっと引きずってしまうわね……。このままだとかなりヤバいかも……。よし、決めた☆! もうこの決断をするしかないわね☆!」
シャイニーズが負けたことに落ち込んで中々立ち直れそうにない私はここである決断を下すことにしたの。それはシャイニーズの試合結果を見ないことだったの。
それから数ヶ月後、推しのチームのことが大好き過ぎるが故にシャイニーズの試合結果を見ないようになった私は気が楽になったのか、仕事もかなり捗るようになり、更にはアニメやゲームとかの趣味も思いっきり楽しめるようになってとても充実した毎日を送っていたの♪
ついでに頭痛や心の病も治ったんだよね♪
とはいえ、シャイニーズ所属の選手の成績を見たり試合結果を見たい衝動に駆られるという禁断症状に陥ったりもしたけど、シャイニーズ関連の情報をシャットダウンすることによって無事に気持ちを落ち着かせて私生活に支障を来たさないことに成功したの♪
それと見ないことによって、シャイニーズがずっと勝ち続けているというポジティブな想像も出来るしね♪
ちなみに奏翔くんが私に奢ってくれた分はすぐさま奏翔くんに返し、更にそのお詫びとして奏翔くんが以前から欲しがっていたゲームも特典付きでプレゼントしたの♪ あの時の奏翔くん、確かとっても凄く喜んでくれたんだよね♪
シャイニーズの試合結果を見ないようになってからというもの(見ない事には今も複雑な気持ちはあるけれど……)、それが影響してか奏翔くんとは更にとっても仲良くなって一緒にお出かけするようにもなったの♪
好きな人とこうして一緒にお出かけ出来るなんて、やっぱり凄く幸せな気持ち♪ ふふっ♪
ちなみにあれから私と奏翔くんがその後どんな関係になったのかというと、それはナ・イ・ショ♡……だよ♪ ニヒヒッ♪
推しのチームのことが大好き過ぎるが故に ホキニワラ @35112422
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