女友達

男「友達から連絡来て、ショッピングしに行きたい?どうして?僕が居るから要らないよね。外は危ない男で溢れてるんだよ。そんなとこに君を連れていこうとするなんてありえないよね。ってかスマホ持ってたんだぁ。」

女「持ってたよ。聞かれなかったし、いいかなって。それに友達と買い物に行くだけだよ。他に何もしないし…。だめかな?」

男「だめに決まってるじゃん。君の事は信じてるよ。でもいい人ばかりじゃないんだよ。君を僕が守る為に一緒に居るんじゃないか。そんなに買いたい物があるなら僕が言ってごらん?買ってあげるよ。」

女「そういう問題じゃあないじゃん?」

男「あ、誰かと外に出たいんだね!なら僕とならいいよ。危ないヤツから守ってあげる。」

女「違っ、女友達と行きたいの。ちゃんとお土産買ってくるよ?それじゃだめかな。私もたまには女同士話したい事もあるしさ。ほら、男じゃ理解出来ない事も女同士で付き合いの長い人なら理解し合える事もあるでしょ?」

男「僕が1番君を理解してるんだけどな。」

女「でも同性にしか分からない事ってあるじゃん?」

男「そういうものかな?そういう事ならボクもついて行くよ。」

女「え!?そんな大丈夫だよ。ほら男いたら話しにくい話とかもあるじゃん。」

男「僕の前で話すと都合の悪い事でもあるの?」

女「…そんな事ないよ。」

男「そうかな?なら…仕方ない。さっきの間が気になったけど。」

女「ありがとう!」

男「無茶苦茶嬉しそうじゃん。あの女友達要注意人物だな(ボソッ)」

女「なんか言った?」

男「なんにも…。帰ったらお土産楽しみだなって。」

女「うん、楽しみ!あ、あの子に早速LINEしなきゃ。行けるようになったって。喜ぶだろうなぁ。何処行こう?あそこも行きたいし、ここも行きたいでしょ?迷っちゃうね。ねぇ、どこがいいと思う?」

男「そうだなぁ、こことか?」

女「ここお店沢山あって色んなの見て歩くの楽しかったよね。聞いてみよ!」

男「ツンツン、僕と居るより楽しそうだね?」

女「そ、そうかな?久しぶりに会うからじゃない?き、きのせいだよ。」

男「そうかな?」

女「そうだよ。考えすぎだよ。」

男「やっぱり連絡先僕だけにしなきゃね。そうじゃなきゃ安心出来ないや。(ボソッ)」

女「あー、楽しみだなっ。」

男「ほんとだね、楽しんできてね。」

男「最後の友達とのお出かけを(ボソッ)」

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狂気な愛情 ストロベリームーン @YUKI-koi

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