鳥飼さんはモモちゃんというオウムさんをとても大切に飼っていました。しかし、とてもデリケートな小鳥さん。日本ではまだあまり飼われておらず、情報が少ないためか、診てもらえる獣医さんも数少ない。適時適正に対処しないと体調も急速に悪化していきます。
「おはよう」「バイバイ」「モモちゃん」
モモちゃんが覚えたみっつのことば。飼い主が優しく接してモモちゃんとかけがえのない命を共にした、生きた証。覚えた挨拶と名前とから、言葉を超えた、何か特別な響く想いを感じます。
小鳥に限らず、これからペットを飼う気持ちのある方は、ぜひ本作を手に取って読んで頂きたいと思います。命の在り方を、その強い気概を感じる、大切にしたい涙ぐましい物語です。