第2話

〉ヤッた


〉ほんまに!?九島のヤツ死によったんか?


〉ほんまや。具体的にはあった時に話すわ


 俺はラインを送り終えてから煙草を取り出した。汗で湿気った煙草をくわえて火をつける。

 一息吸うと、チッと思わず舌打ちした。今まで吸った煙草のなかで一番不味い味だった。


「吉田さん、終わりましたわ。後、二人分の死体も出ると思うんでそちらも頼んます。場所は……」

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故郷は、いつも晴れていた。 あきかん @Gomibako

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