第2話 永遠の愛情
「あなたが笑えば、私も笑う。
あなたが泣けば私も泣く。」
「うん、いつまでも2人一緒に笑おう。
そして、いつまでも2人一緒に泣こう。」
「あなたに一つだけお願いがあるの。
もしも私があなたの前からいなくなる時は、
私が泣く前に泣いて私を笑わせて。」
その言葉を聞いた時、僕は気づいた。気づくことしかできなかった。
いくら鈍感な人と言われても構わない。
これからも何があったって君のことが好きだ。
だから、僕は絶対泣くのをやめない、君が笑ってくれるまで。
だって、それが君との最後の約束だから。
あれから何年経っても君のことを思わなかった日はない。
久しぶりに泣きたいし、笑いたい。
君に会いたくて仕方がない。
ただいま。
おかえり。
短編集「本音」 藤嶋 柊樹(ふじしま ひいらぎ) @yuruyuru_2275
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。短編集「本音」の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます