あとがき


 くぅ〜疲れましたwこれにて完結です!



 さて、まずはお読み頂き誠にありがとうございます。

 お楽しみ頂けたでしょうか?

 ここまで読んでるんだから愚問ッスか?

 だったら良いな♪


 この作品はまずはタイトルから決まりました。

「呪術師呪術中!」

 中々の言霊だと自負しております。

 ありそうで無かったんで先に出したもん勝ちかなぁ、と。


 タイトル決めてから「じゃあ、どんな話にしようか」となりまして、「じゃあ呪術って何ぞや?」と言う観点から掘り下げました。

 そこそこ独特の世界観に仕上がってくれたんじゃないかな〜。


 ちなみに某廻戦は読んだ事ありません。

 むしろ執筆資料として農大発酵菌漫画の金字塔である、もやし某を全巻読破しました。


 本当は、もっと王道なストーリー展開だったんです。

 世間的に悪者扱いの呪術師が人知れず世の悪を裁き、呪術師である事が身バレして市民に石もて打たれる……だが最後には!みたいな。

 

 映画とかで良くある展開ですけど、な〜んか手の平返す市民ってステレオタイプ過ぎて面白く無い。

 むしろイマドキの市民像って流されないで自分の価値観持とうぜ!ってのを全面に出した方が共感を得られると言うか椿的に物語になるんですよね。


 それに何より呪術の設定を深掘りし過ぎて主人公っぽい主人公って合わないんですよね。

 物語としては性格に欠陥があるキャラの方が話を動かしやすいんですけど、俺様キャラも鈍感キャラもクール系キャラもお腹いっぱいな昨今じゃないですか。

 

 だから敢えて突拍子もない個性の描写をバッサリ切り捨てて年齢不詳でチョットズレてるけど考察する描写多め、読んでいて主人公の心理と同期を取りやすくして没入して貰いたいって感じで仕上げました。

 単純に椿が考察する系主人公が好きなだけって話でもあるんですけどね。


 色々裏設定もあります。

 例えば「主人公は一度死んで命の炎が燃え尽きてるので炎術の才能が絶望的に無い」とか「芯の芯まで闇の魔力が浸透した得物は魔法の杖として術の補助に使えるんだけどメインウェポンをホイホイ変えるから何時まで経っても闇術の出力が上がらない」とかetc.


 後はどうしてもお約束を外したい病を患ってる上にネタを仕込みたい病も併発してるので普通の物語を書くのは物凄く難儀します。

 

 特にネタとしては、第39話がタイトルと締めの一文がリンクしてて超お気に入りだったりします。

 声に出して読みたいネタですね。


 そんなこんなで脱線と軌道修正を繰り返しながら何とか完結まで漕ぎ着ける事が出来ました。


 これもひとえに皆様の星やハートやコメントやPVのお陰で御座います。

 m(_ _)m



 

 無駄に設定を深掘りした分、ネタはあるんで続編も書けそうなんですよね。

 続きを書くとしたらタイトルは「呪術師呪術中!!」かな?

 

 

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呪術師呪術中! 椿 恋次郎 @tubaki_renji

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