第2話 起床

起床

 

ルペル・セナ



夜は明け

街角の屋敷の中では忙しそうな足音と話し声がスズメやハト達の鳴き声と共に響きわたっていた。


屋敷の一室では閉め切ったカーテンの隙間から光が差し込み

何者かがまたしても目を覚ました。


目を覚ますと手探り何かを探しているかと思いきや、スマホを見つけると寝転がりながら誰かに電話をかけていた。


電話を終えるとベッドから起き上がり、階段を早足で下っていった。



……………………。



再び目を覚ますとカーテンの隙間から眩しい光が差し込み、階下から騒がしい音が聞こえてきた。


ええと…どこに置いたっけ…?

と寝ぼけながら枕元に置いたはずのスマホを手探りで探した。


寝転がりながら顔を左に向けると

すぐ真横に転がっていた。


スマホを手に取って階下にいるであろう"メナ"に電話をかけた。


カーテンを開けながらスマホの電話をスピーカーに切り替え、コール音を聞いているとすぐに電話はつながった。


「メナ、メナー?

朝ごはんは残ってる?」


と聞くと


「おはよう、"セナ"。

ご飯は残ってるよ、ついでにカレーもあるからそれと一緒に食べて」


と返ってきた。

ありがと〜じゃあすぐに下に行く、と返答し


自身、"ルペル・セナ"はうーん!と思い切り背伸びをした後に布団から起き上がり

早足で階下へと駆け降りた。

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ルペル・セナ ラスク @Handsignal

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