ー 1話

アルヨ♪あるよ♪アルヨ電気!

いつでも、どこでも、家電を買える♪

達也「あったあった!」

佑真「これがそのVR機器とかいうやつ?」

達也「そう!これがまさに、最新技術を駆使して作ったVRゲーム機器!」

達也「まじかっけー、まじすげぇ。」

達也「これ見ろよ佑真。このPV映像。」

佑真「確かにこんな風に、自分の足で動いたりできたら、すげぇけど、実際本当にできんの?」

達也「あったりめぇよ!」

達也「っさ、俺も買うから佑真も買って家に帰ったら一緒にやろうぜ!」

佑真「え?お前持ってないのにあんなにおススメしてたわけ?」

達也「そうだけど?どうせやるならお前と一緒に始めたいし、それに俺が誘わないと佑真は買いもしないだろ?どうせ一緒に買いに行くなら俺もその時に買おうかなって思ってさ。」

佑真「なぁ達也、このゲームっていわゆるMMORPG的なやつなのか?」

達也「そうみたいだぜ。ダンジョンとかもあるらしくてそれを攻略するのもいいし、生産職っていうのになって武器やアイテムを作るのでもいいみたい。」

佑真「ふぅん、そうなんだ。じゃぁさっき言ってたアイテムをお金に交換できる的なやつでお金稼ぎを目標にしているプレイヤーは生産職が多いのか?」

達也「いや、そういうわけでもないみたい。ダンジョンとかでもレアなアイテムが手に入るらしいんだけど、そっちの方が売れるらしくて、生産職は基本的に攻撃に向いてないらしいし、お金稼ぎを目標にしている人とかは戦闘職っていう戦闘に特化した職業になって一攫千金を狙うらしい。」

達也「かくいう俺も、竜人っていうかっけー種族になって戦闘職選んで一攫千金目指すってわけよ!」

佑真「ちょっと待て達也、その種族ってなんだ?」

達也「なんかゲーム始める前にいろいろ種族があるらしくて、現在確認されてるのって7つだったかな?で、その7つの種族はそれぞれ特化してることが違うらしくてさ、魔法が得意だったり拳が得意だったり、生産が得意だったりって感じで、んで俺は名前の響きもカッコイイ竜人にするってわけだ。」

佑真「じゃぁ、最初の種族選びも大切なんだな。」

達也「まぁ、ゲームなんだしそんな悩んで決める必要ないって。」

ッピ

店員「こちら2つ合わせて5万4600円になります。」

達也「ッゲ、あと2000円足りねぇ、今度返すから貸してくんね?」

佑真「はぁ.....お前、もしかしてこれが目的?」

達也「アハハ、そんなわけないって。」

達也「今度絶対返すし、なんか奢るからさ。」

佑真「はぁ.....分かったって。そんな目で見るなよ。」

達也「よっしゃ、ありがと!持つべき友達は佑真だぜ。」

佑真「調子いいやつだな。ほんとに.....」

達也「まぁ、お前と一緒に始めたかったのは本当だぜ。」

達也「絶対面白いから。」

佑真「はい、はい。わかったって。」

店員「お買い上げありがとうございましたー。」

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