双子の弟から姉に向けられた、歪な愛。その膨らみすぎた愛によって生まれた狂気と銀世界の対比がとても魅力的です。自分の愛が姉に伝わらないもどかしさ。本物の愛とは痛みを伴うもの、の一節が印象的です。雪景色、歪な愛、狂気。これらの要素が好きな方に是非読んでいただきたい作品です。