第4話 諦めて、優しい味わいのメロンクリームソーダに辿り着く

 帰り道、わたしたちと同じように「みじんこ」に入ろうとして今「待ち」なのかと思しき女性の二人連れがブラブラしていました。


 わたしたちは湯島駅に戻ると、プランの練り直しです。

 北千住でカツでも食うか、と旦那さんの第二プラン。

 

 でも、わたしはカツというお腹ではないのです。


 結局、わたしたちが入ったのは北千住ルミネの「ザ・ステーショングリル」という、ちょっと大人めのハンバーグ屋さんでした。


 ロンドンっぽいデザインの大きな時計が、店内の奥の方に飾られています。

 隣のテーブルの脚も見えるんですが、その脚もロンドンっぽい感じなんです。店内には外国(おそらくはイギリスなのか)の風景の写真も飾られています。 

 

 メニューにはメロンクリームソーダがありました。とても美味しそうです。オリジナルソフトドリンクもあり、目移りしてしまいます。


 結局、

「メロンクリームソーダって、子供の頃はお父さんお母さんがなかなかご馳走してくれなかった食べ物で、憧れ半端なかったよね」


 なんて言いながら、二人でメロンクリームソーダを飲みました。アラフォー世代はこの飲み物にめっぽう「弱い」のです。


 わたしはオムライスをいただき、旦那さんはハンバーグをいただきました。

 オムライスも高級感があるのです。添えられた野菜の切り方が洒落ていたり、上品な雰囲気の一皿なんですね。


 メロンクリームソーダのアイスクリームが濃厚で、アイスを残していると段々ととろけて綺麗な緑色と混ざっていきます。


 こんな休日はいいですね。

 パンケーキにはありつけなかったですが、いつかまた、もっと混んでないお店でありつけるでしょう。


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パンケーキを食べたかったのですが、混んでいてあきらめました 瑞葉 @mizuha1208mizu_iro

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