第2回カクヨム短歌・俳句コンテストの 二十首部門の応募作品です。
りんか
「ヒエラルキー」
罰のよう 黒いペンキをかけられて鋭いくちばし反抗してる
なれるなら孔雀がいいな。それもオス。オスが綺麗な鳥の不思議さ
カラスらに
暴君のようにわたしをねめつけてそれでも人が「一番」なのよ!
吐しゃ物も
意味もなく忌み嫌うのはなぜなのか? ちょっと変わって感じてみよう
バサリバサ優雅に舞ったつもりでもヒトの視線が痛くてつらい
この爪で抑えているは
ゴミなのにゴミじゃないのね
なぜ黒か、そんなことまで考える。神はいるのかワタシは誰だ
鳩の群れ 遊ぼうよって地につけば素知らぬ顔でオシリムケラレ
「種の壁」は高いのだろう「ヒト」なんて目線あわせず怖がるだけで
イヤな人をちょっと脅かしちゃおうかな?そんなことだけ、吐き出せるのは
嫌なのよ、戻りたいのよ人間に。どうしてワタシ変わったのかな
戻れない しかたないから国境を越えてみようかスペインとかさ
そびえたつサグラダファミリア見えてきた。感情はある、この胸のなか
死してなお終わらぬ夢よ 烏でも夢を持ちたい、ワタシなら持つ
烏をいきて自我に芽生えた
「自我」というキーワードこそが「解」だった。大事なことは(己のなか)に
この世からヒエラルキーは消えずとも 人って自由! (そうよ、そうなの)
第2回カクヨム短歌・俳句コンテストの 二十首部門の応募作品です。 りんか @magutyan
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