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夏休み終盤のある日、泰輝くんとわたしは新幹線に乗って、大都会東京へやってきた。人の荒波にもみくちゃにされながらも、キャンバスだけは大事に守って進む。その目的地はどこかというと――依頼人のお宅だ。
『泰輝くんがこれまでに一番美しいと感じたもの』
そんな依頼を受けてからはや三週間ちょっと。紆余曲折を経て完成して、十分に乾かした絵をついに届けに来たのだ。
そうして到着した依頼人のお宅は、高層マンションの一階にある部屋だった。
「いよいよだよ、泰輝くん、いよいよだよっ! 楽しみだねっ!」
玄関前からすでにわくわくが抑えきれなくて、わたしはぴょんぴょん飛び跳ねる。
「そうだなそうだな」
「どんな反応をしてくれるかなぁ」
「どうだろうな」
新幹線のときからずっとこんな調子だから、泰輝くんは疲れたのか、返事がめっちゃ適当になっている。けれどそんなことも気にならないくらい楽しみだ。
ピンポン――
泰輝くんは躊躇なくインターホンを押した。
「ちょ、ちょっと、心の準備が」
まだできてない。そんなわたしを待たず、返事は思いの外すぐに返ってきた。
『瀬戸様(泰輝くんの名字)でしょうか』
「はい、そうです。完成品を届けに来ました」
泰輝くんが言うと、部屋の中でドタバタと足音がする。そしてガチャ、と扉を開けて現れたのは、三十代くらいだろうか、優しそうなお父さんといった感じの男性だった。てっきりエレガントな紳士を思い浮かべていたので、素朴な雰囲気にわたしは少し拍子抜けした。
「はじめまして、依頼をさせていただいた高木です」
泰輝くんとわたしは揃って、ぺこりとお辞儀を返した。
「わざわざこんな遠くまで来てくれて、本当にありがとう。長旅でお疲れでしょうから、早速あがってください。しかし絵を見せてもらう前に、実は会ってもらいたい人がいるんです」
「会ってもらいたい人?」
思わず聞き返してしまった。
「そうです。実を言うと絵の依頼をしたのは、彼女のためなんです」
フリフリしたものやモフモフしたものに囲まれた、なんとも女の子らしい部屋にいたのは、八歳か九歳くらいの、肌が透き通るように白い、ツインテールの可愛らしい女の子だった。
ただし、普通の女の子と違うところがあるとすれば、彼女は車椅子に乗っていた。
高木さんにそこに案内してもらうと、女の子は振り返ってわたしたちを見るなり、
「絵の人!?」
と目を輝かせて、タイヤを漕いで一直線に近づいてきた。
そして、なんと――わたしの手を取った。
「お姉ちゃんが絵の人なの!? お姉ちゃんの絵大好き!」
「あ、えっと、わたしじゃなくて……」
「絵を描いたのは俺だ」
隣の泰輝くんが勘違いを正すと、
「あれ、お姉ちゃんじゃないの?」
と、途端に興味をなくしたようにわたしの手を放り投げて、神様を崇めるみたいに今度は泰輝くんを見上げた。
ちっちゃい女の子に見捨てられた。泣きそう。
「お兄ちゃんの絵大好き!」
「そうかそうか。嬉しいことを言ってくれるな」
泰輝くんは車椅子の女の子に目線を合わせて、頭をぽんぽんと撫でる。女の子は太陽みたいな笑顔を咲かせた。
泰輝くんの意外な一面だった。子どもと接するのが上手いのも、子どもに懐かれるのも。もっとその辺は不器用な人かと思っていた。
というか、ずるい。わたしの頭も撫でてほしい。
「ほら、結衣。お兄さんとお姉さんに自己紹介しなさい」
「ゆいです。九歳です。お父さんは最近ゆいのために、再婚相手を探すのにがんばってます」
「ゆ、結衣ちゃーん? それは言わなくていいんだよー?」
「だめだったぁ?」
思わず笑顔が引きつる高木さんを、結衣ちゃんは上目遣いに見上げる。
「いや、だめじゃない。好きになんでも言っていいよ」
親バカだった。それも大親バカだ。失礼だとわかっていながらも、あまりに可笑しくて、わたしたちは笑いを堪えられなかった。
こほん、と咳払いをしてから、高木さんは言う。
「結衣は僕の一人娘です。結衣が瀬戸様の絵に一目惚れをして、この人の絵がほしいと言ったので、この度は依頼をさせてもらった次第です」
「なるほど、そうだったんですね」
やっぱり親バカ――もとい、優しいお父さんだ。ただの偏見だけれど、高木さん自身は絵を買いそうな人ではないなと思っていたので、その話を聞いてなんだか納得した。
そうして、挨拶が済んだところで、
「ねえ、絵はまだ?」
泰輝くんの腕を揺すって、結衣ちゃんが待ちきれない様子で言った。
「今すぐ見せてもいいんだけど、せっかくだからちゃんと準備をしてから見せたい。ちょっと待つことになるけど、我慢できるか?」
「うん」
こくりと、結衣ちゃんは頷いた。
絵の準備のために泰輝くんと高木さんが退室すると、可愛らしい部屋に、わたしは結衣ちゃんとふたりきりで取り残された。
「うしししっ……! 結衣ちゃん、泰輝くんの絵は生で見るととんでもないけど、それでも見る覚悟はある?」
「見るに決まってるでしょ? なんでそんなこと聞くの?」
わたしは結衣ちゃんの目を覗き込んで、怖い話を聞かせるように言う。
「一回見ちゃったら、大きな渦に吸い込まれるみたいに絵の中に入って、もう戻れなくなっちゃうかもよ?」
「……っ!」
結衣ちゃんは目を見開くと、その目に涙が浮かんできた。
「ごめんね、ごめんね? そんなに怖がらせるつもりはなかったの」
慌てて謝ったけれど、ぷいっ、と結衣ちゃんはそっぽを向いてしまった。
わたしは項垂れる。なんでこんなに子どもと話すのが下手なんだろう。泰輝くんはどうやって話してたのかな。
「ねえ、お姉ちゃん」
すると、ぐぐ、と袖で涙を拭った結衣ちゃんがわたしを呼んだ。
「何、結衣ちゃん?」
「お姉ちゃんは絵描いてるわけじゃないのに、なんでいるの?」
ぐさ、と胸に刺さった。子どもの純粋な疑問が、一番切れ味鋭い。
「お姉ちゃんはお兄ちゃんの何なの?」
しかし、確かに。
言われてみれば、わたしは泰輝くんの何なんだろう。考えたことなかった。
「わたしは……」
仲間ではあるけど、助手ではないし。
友達ではあるけど、恋人ではないし。……いや、ちょっと趣旨がずれてるか。
そう思うと、やっぱり一番しっくり来るのは――
「さしずめ、泰輝くんの絵のファン、第一号ってところかな」
わたしとしては精一杯出した答えだった。
けれど、結衣ちゃんはショックを受けたように固まると、また泣きそうな顔をした。
「ご、ごめんね? 今度は何がよくなかった?」
「ゆいが一番じゃないってこと……?」
ああ、そっか。わたしはすっと背筋が伸びた。結衣ちゃんは自分が一番じゃないのが嫌なんだ。大好きなお兄ちゃんを取られたような気がして。
それに気づくと、それまで全然接し方がわからなかった結衣ちゃんが、急に身近な存在に感じた。
年齢なんて関係ない。
結衣ちゃんだって好きな人の一番になりたい、ただの女の子なんだ。
おっかなびっくり、わたしは泰輝くんの真似をした。車椅子の結衣ちゃんに目線を合わせて、頭を丁寧に撫でる。結衣ちゃんはびっくりしたように、わたしを見た。
「絵を描いてほしいって、結衣ちゃんからの依頼があったとき、泰輝くんはすごく嬉しそうだったよ」
「ほんとうに……?」
「ほんとうに。それに今回の絵は、わたしの知る中で一番時間をかけて、丁寧に描いた絵だよ。それだけ泰輝くんの、結衣ちゃんに喜んでほしいっていう思いがこもってる」
「へえ……!」
ぱっと溢れ出るように、結衣ちゃんの表情がみずみずしい輝きに満ちた。
「はやく見たいなあ……!」
「そうだねっ。わたしも早く見たい!」
実を言うと、わたしもまだ完成した絵を見ていない。わたしにしては珍しく、見たい欲を最後まで我慢できたのだ。えらいぞ、と自分をよしよししたい。
ともかくそんなわけで、絵のお披露目を待ち焦がれているのはわたしも同じである。
池の絵を見て原点に帰った泰輝くんが、果たしてどんな絵を描いたのか――
「よし、ふたりとも、準備できたぞ」
と、ちょうどそこへ泰輝くんがやってきた。
「おお! じゃあ行こっか、結衣ちゃん」
「うん!」
車椅子を押して隣の部屋に行くと、壁のやけに低い位置が、布で覆われて隠されていた。
「この布の裏に絵が飾ってあるから、その目の前にスタンバイしてくれ」
泰輝くんの言葉に従って、その正面に移動する。布の高さは、車椅子の結衣ちゃんの目線に合わせられていた。胸があたたかくなる配慮だ。
「心の準備はいいか?」
結衣ちゃんとわたしが揃って頷くと、泰輝くんは布の端に手をかける。
「それじゃあご覧あれ。これが、『俺がこれまでで一番美しいと感じたもの』だ」
せーの、と布を取ったその瞬間――わたしは一歩、滝の裏側に踏み入った。ひんやりした水しぶきを浴びて、澄んだ水の匂いをいっぱいに吸った。薄暗い空間に、滝のベールから微かに光が漏れ入る。水しぶきがきらきらと漂う。滝の音が心地いい。その向こうには池があって、深い森があって、高く晴れ渡った空がある。そのすべてに思いを馳せて――
はっ、と現実に帰ってきた。
目の前にあるのは、壁に飾られた一枚の風景画だった。わたしは目が離せない。心の奥底を震わされて、今とんでもないものを見ていると、ただひたすら圧倒されていた。
滝の裏側の絵は、泰輝くんの絵の中でも最もみずみずしく、生きている絵だった。
ふと、わたしは泰輝くんのほうを見やって、全力のサムズアップを送る。泰輝くんはそれを受け止めるように、ゆっくりと頷いた。なるべく抑えたけれど、この喜びが伝わっていてほしい。
本当を言えば、今すぐに「泰輝くんすごい!」と叫んで、抱きついて、頬ずりして、この爆発しそうな気持ちを全身で表現したいのけれど、そうはいかないのだ。わたしは結衣ちゃんのほうを見やる。
「…………」
結衣ちゃんは心奪われたような顔で、滝の裏側の絵に見入っていた。
人が泰輝くんの絵を鑑賞しているところを、何人たりとも邪魔してはならない。それくらい、これは尊い瞬間なのだ。そう思っていると、とんとん、と後ろから肩を叩かれた。振り向くと、高木さんだった。
「この度は、本当にありがとうございました」
結衣ちゃんの邪魔にならないような小さな声で、いきなり感謝された。わたしは戸惑ってしまう。
「わたし、ですか? 泰輝くんではなくて?」
「瀬戸様にはもちろん感謝しています。ですが、結衣がこうして絵と対面できているのは、あなたのおかげでもあるんですよ」
あなたのおかげと言われても、心当たりがなくて首を傾げる。
「瀬戸様はあなたがいなければ、ネットに自分の絵を載せるようなことはしなかったと言いました。そうなれば、僕たちが瀬戸様の絵と出会うこともなかったわけです」
「ああ、そうなんだ……」
確かに、泰輝くんは自分の絵に自信がある反面、人に見せるのは嫌がる節があった。わたしが意図的に何かをしたわけではないけれど、わたしのおかげで泰輝くんの心境に変化があって、その結果多くの人が泰輝くんの絵に触れられるようになるなら、それに越したことはない。
「でしたら、どういたしまして……?」
「はい。見ての通り、結衣は生まれつき足が悪くて、車椅子がなければ移動できません。そのせいで行動が制限されて、どうしても行けない場所があったりする。結衣は昔から活発な子で、いろいろな場所に行きたがっていただけに、それがあまりに可哀想で、代わりになるのかわからないながらも、よく行きたい場所の写真や絵を見せていたんです」
ほら、あのタブレットで――と、机の上に置かれているタブレットを指さした。
「聞いたこともない異国の町や、ただ歩くのも大変な深いジャングル、オーロラの下、地平線まで続く雪原、絶海の孤島。そんな写真や絵を見せているうちに、写真見せて、絵見せてと毎日のように言うようになりました。そうやって結衣が元気でいてくれるのは、もちろん僕としては嬉しい。けれど、あくまで写真は写真、絵は絵。やっぱり自分の目で実物を見るのとは別物なんです。そこで、なんとか現実に近いものを見せられないかと思っていた――そんなときに、偶然、瀬戸様の絵と出会ったのです」
一枚の、黄色い花の絵でした――と、高木さんはそれを思い出すように目を瞑る。
「ずいぶんと長い間それを見ているな、気に入ったのかな、と思ったら、結衣はふと振り返って、呆気にとられたようにこんなことを言ったんです」
『今、森に行ってね、黄色いお花をなでてたの。そよ風が花びらをゆらして、すっごくいい匂いがした』
わたしは息を呑んだ。それはちょうど、ついさっきもわたしが体験したことだ。
見ると、結衣ちゃんはまだ滝の絵に見入っていた。
ああ、そっか。結衣ちゃんもそうなんだね。
「それから喜んで、結衣は瀬戸様の絵を一枚一枚見ていくと、まるでその絵の中に入って、自分の体で体験してきたみたいに絵の感想を言うのですよ。僕には絵は絵にしか見えなくて、何のことだかさっぱりなんですが……」
「結衣ちゃんは、絵の世界に入り込んでいるんですよ」
無性に愛おしい結衣ちゃんを見つめながら、わたしは言った。
「絵の世界に入り込む、ですか……」
「きっとこれは体験したことのある人にしかわからないものなんでしょう。わたしも泰輝くんの絵に出会う前にそんなことを言う人がいたら、たぶん『何を言ってるの?』となりました。けれど、あの不思議な感覚は、絵の世界に入り込むとしか言いようがないんです」
わたしは振り返った。高木さんはぽかんとしていた。
「結衣ちゃんは今、薄っすらと光の漏れ入る滝の裏側で、水しぶきを浴びています。涼しくて、気持ちがいいんですよっ? これを描いたのは真夏でしたから、それも感じられるはず」
「では……」
高木さんはおそるおそる尋ねてきた。
「結衣は今、本当に滝の裏側に行くことができているんですか?」
わたしの答えは一つ。安心させるように笑顔を浮かべて、頷いた。
「はいっ。できていますよ」
「そう、か……。そうだったんだね、結衣……」
噛みしめるように、高木さんは結衣ちゃんのほうを見る。
そのとき――じわじわと、その目に涙が浮かんできた。
「高木さん!?」
「す、すみません。泣くつもりはなかったのですが……」
高木さんはハンカチで目を押さえるけれど、次々涙が溢れて止まらない。
「代わりじゃない、本物を見せることができて、安心したら……涙が……」
「そんなに、結衣ちゃんのことが心配だったんですね」
「はい……。僕の一番の宝です……」
不自由な体に産んでしまったことにこんなに胸を痛めてしまうくらい、高木さんは心の底から結衣ちゃんのことを愛している。そのことが伝わって、わたしも泣きそうになった。
しばらくして、高木さんが落ち着いた頃、ついに結衣ちゃんが絵の世界から戻った。戻るや否や、弾けるような笑顔で泰輝くんのもとに行って、とんでもないことをしでかした。
「お兄ちゃん、結婚しよ!」
と、泰輝くんの腕にしがみついたのだ。
「な、なにぃ!?」
わたしは目ん玉が飛び出るかと思った。いきなりのことに動けずにいると、結衣ちゃんは腕に身を寄せたまま振り返って、勝ち誇ったような笑みでわたしを見た。
まずい。九歳だからって油断も隙もない。完全に本気だこの子。
「ダメダメダメ!!」
わたしは慌てて駆けつけて、ふたりを引き剥がそうとする。
「どうしてだめなの?」
頑なに泰輝くんから離れようとせず、結衣ちゃんは純真そうな顔をして尋ねてくる。
「ダメなものはダメ! ほら、泰輝くんも何かびしっと言ってやりなさい」
「俺はノーコメントで」
「ちょっと!?」
「ふふんっ。やっぱりお兄ちゃんはゆいがいいんだよ」
「そんなことないよね? 泰輝くん? わたしがいいよね?」
「ゆいがいいよね?」
「わたしが、いいよねー?」
わたしたちは顔を寄せて、泰輝くんに迫った。
「まあまあ、ふたりとも落ち着け」
はっきりしない泰輝くんに、揃ってむうと頬をふくらませる。
けれど、続く言葉には不覚にも食いついてしまった。
「ふたりとも、俺の絵は好きか?」
「当たり前でしょ! わーって中に入ってく感じが、もうすごいの!」
と、結衣。
「そうなんだよ! もうこの世のすべての美しいものをかけ合わせました、っていうくらい美しい!」
と、わたし。
「そうか」
まさかそこまで褒めちぎられるとは思ってなかったのか、泰輝くんは目を隠す。
「だけど、ふたりともちょっと勘違いしてるな」
「勘違い?」
「そうだ。俺の絵は決して美しくはない」
「え? 何言ってるの! 美しいよ!」
「まあ聞け」
「はい……」
そう制されて、わたしは一旦退く。
「俺がやってることは、この世にある美しさをなるべく壊さないように、なるべくありのままの姿で絵に映し出すことだ。決して美しいものをゼロから生み出しているわけではない。だから俺の絵に美しさを感じてくれたのなら、その美しさは俺のものじゃない。世界のものだ」
その言葉はわたしにとって、何より希望に満ちた言葉だった。
「この世界が美しいんだ」
―――――――――――――
以上、完結です!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。いかがだったでしょうか。我ながら満足いくものが書けたなという感じですが、ぜひあなたのご感想がほしいです。どんな意見も待ってます。
改めて、最後まで読んでくださった方に感謝。ありがとうございました。そして、今後ともよろしくお願いします。
ひと夏の輝き 馬刺良悪 @basasinoyosiasi
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