第3話 資料って皆さん買いますか???

 今日は公休ですので、もう一話くらい更新をば。


 小説創作の「資料」を購入するかどうか、という悩ましい問題。

 わたしは答えをみいだせておりませぬ。


 例えば、「明治時代」にもともとすごく詳しくて、その時代の空気感がバッチリわかるような学術本が多数家にあって、随時足していく。


 みたいな人ばかりじゃないですよね💦💦💦


 わたし自身が買った「小説創作のための本」、

ひとつは「長野県方言辞典」馬瀬良雄。

もうひとつは「信濃の民話」瀬川拓男、松谷みよ子。


 または「新装版 星空図鑑」藤井旭。

 他には、春日大社の境内の写真がたくさん載った本とか。


⭐︎ ⭐︎ ⭐︎

 長野県の方言辞典は、想像よりはずっと学術的な本でした。わたしが知りたかったのは、長野県民の使う方言の語尾、というくらいあやふやなものでしたが、その方言辞典というのは、

「からかみなり 雨がなく遠雷だけが聞こえる雷。

 がらがら ナズナ。

 からきし ①すべて。ことごとく」


のような感じで、方言そのものを長野各地から収集した、ちょっとした辞書ばりの辞典だったんです!


 こんな書物をいちいち購入してたらば、お財布の中ももたないですし、家の中が本だらけになってしまいますよね。



⭐︎ ⭐︎ ⭐︎

(わたしは長野ルーツではないため実は土地勘もほとんどない中、「ハンカチと黒龍」という話と「百日紅の夏」という話を書いております)


 若干の自作宣伝でした!


 子供の頃(30年は昔)、松谷みよ子さんの日本民話集を読んだことがありました。

「黒姫と黒龍」という話がとりわけ印象に残っていました。

 お姫様と龍との悲恋話です。

「信濃の民話」という本になら載ってるだろうと当たりをつけて購入したところ、懐かしいその話に再会しました。


⭐︎ ⭐︎ ⭐︎

 でも、当たりをつけて購入した本に、その「お目当ての話」が載ってなかったら、それも無駄な出費になってしまいますね。

 大袈裟なことを言うならば、「その本」の中のたった一行の記述のために本を購入とか、あるのでしょうか???

 それとも、図書館を賢く利用するのでしょうか???


 小説執筆のほかに、いらない本などの断捨離も行っているわたしには、答えが出てないです。


 この創作論はこちらでおしまい。

 また別の機会に、「異能者を描く」ことについての、全く別の創作論を気が向いたら描いてみたいです。その時はよろしくお願いいたします。🩷


 


 


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ちょこっと創作論 瑞葉 @mizuha1208mizu_iro

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