Lesson12 not を使わない否定文
前回は do not、does not、did not を使って否定文にするやり方を説明しましたね。
今回は not を使わない否定文について説明します。
【Lesson12 not を使わない否定文】
not を使わない否定文で、一番有名なのは no と never でしょうか。
他に nobody、nothing、none、nowhere などがあります。
ここでは基本中の基本中の基本しかやらないので、難しいのは出しません。
ご安心ください。
では、例を挙げて説明していきます。
◇ no を使う否定文
今から説明する no は形容詞で、名詞の直前に置いて「~ない」という否定の意味を持たせます。
なお、no を使う場合、名詞の前に冠詞はいりません。
冠詞も何もかもひっくるめて否定しちゃう、not を使う否定文よりやや強めの言い方なんです。
[例]
I have no idea.
全くわからない。
No girl hates homosexual!
ホモが嫌いな女子なんていません!
No passenger got off the train at Kisaragi Station.
きさらぎ駅で降りる乗客は誰もいなかった。
◇ never を使う否定文
never は副詞で、「一度も~ない」「少しも~ない」「決して~ない」というような意味です。
do not や did not などがなくても、never だけで強い否定を表すことができます。
これ、けっこう強いです。
通常、never は動詞の直前に置いて使います。
なお、助動詞の do や does、did と違い副詞なので、never を使った否定文では、動詞の三単現の s や過去形は原型にはなりません。
[例]
He never calls my name.
彼は決して私の名を呼ばない。
An ordinary girl never cares about a hanging man.
普通の女の子は吊るされた男のことなんて気にしない。(※1)
I never knew that.
それは知らなかった。
(よく使われる「I didn't know that」より強い言い方です。「まさか」的ニュアンスを含みます)
ここで余談。
「Never!」だけで「まさか!」という強い意味になります。
「No way!」も同じ「まさか!」ですが、それほど強くありません。
まあとにかく、never は強いやつなのですw
◇ nobody、nothing、nowhere を使う否定文
いろいろあるのですが、代表例として下記の単語3つを挙げておきます。
・nobody(代名詞)→誰も~ない
・nothing(代名詞)→何も~ない
・nowhere(副詞)→どこも~ない
通常、nobody と nothing は代名詞の単数として扱われます。
名詞なので、主語と目的語になり得ます。
nowhere は副詞で、動詞(動詞句)の直後に入ることが多いです。
どれも、少々強めの否定になります。
[例]
Nobody keeps the school rules.
誰も校則を守らない。
She had nothing, when she visited us.
彼女は私たちを訪ねてきた時に何も持っていなかった。
The meeting went nowhere.
その会議は埒が明かなかった。
(ド直訳すると「その会議はどこにも行かなかった」)
【出典】
※1
夏の終わりのディゾナンス - 吊るされた男(The hanged man) スロ男さん
https://kakuyomu.jp/works/16818093080268668442/episodes/16818093083041856851
ここまで説明した否定文は全て『完全否定』という、文全体に否定の意味を持たせるものです。
本当は部分否定と二重否定についても説明するつもりでしたが、どちらも文字数がけっこう多くなりそうな予感がするので、次回にしたいと思います。
がんばります。
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