Lesson11 現在形と過去形の否定文

今回は現在形と過去形の否定文を説明します。

まず現在形の否定文からいきますねー。

あ、be動詞はまだ出てきません。

一般動詞の場合です。


【Lesson11 現在形と過去形の否定文】

◇現在形の否定文

基本は「~する」の否定なので、「~しない」という意味になります。

否定の意味を持つ単語は複数ありますが、一番オーソドックスなのは「not」です。

not を文のどこかに入れることによって、「~しない」という意味を持たせます。

一般動詞がVになっている文で not を使う場合、助動詞が必要です。

現在形では do と does が not と一緒に使われる助動詞で、do not、does not というようにくっつけて使います。

通常、助動詞は動詞の直前に置くと決まっています。

(他の助動詞でも同じです)

また、not は否定したい単語の直前に置くと決まっています。

つまり、順番で言うと

S+助動詞+not+V ~

となるわけです。


do not は don't、does not は doesn't というように略して詰め詰めで使うことができます。

日常会話では、詰め詰めの方がよく使われます。

詰め詰めではない正式な形の do not と does not は、より否定を強調したい時に使われたりします。


do と does の違いについて。

do は、三人称単数現在(三単現)場合に使います。

does は、三人称単数現在(三単現)の場合に使います。

つまり、主語が三人称単数で三単現の s が付く動詞に使うということになります。

なお、助動詞(ここでは do と does) と動詞を一緒に使う場合、動詞は必ず原型になります。

なので、三単現の s は不要なのです。

[例]

I do not drink sweet beverages.

私は甘い飲み物は飲まない。

My mother doesn't like tomatoes.

私の母はトマトが好きではない。

My parents don't go on a trip.

私の両親は旅行をしない。


◇過去形の否定文

基本は「~した」の否定なので、「~しなかった」という意味になります。

過去形の場合、do や does ではなく、「did」という助動詞を使います。

主語が三人称単数でも関係ありません。

何でもかんでも did です。わかりやすくていいわぁ。


did も do や does と同様に、not という否定を表す単語と一緒に使います。

did not もしくは didn't と略された形になったりもします。

語順も、現在形と同じと考えて問題ありません。

また、did も助動詞なので、一緒に使われる動詞は全て原型になります。

[例]

The teacher didn't sit down while the class.

その教師は授業中座らなかった。

My father didn't read this novel.

私の父はこの小説を読まなかった。

I did not do my homework yesterday.

私は昨日宿題をやらなかった。


はい、現在形と過去形の否定文の基本はここまでです。

次回は、not を使わない否定文……かなぁ……。

タイトルが「英文法の基本中の基本中の基本」だし基本だけやっていけばいいとは思うのですが、知っておくと便利な not を使わない否定や部分否定などを説明することになると思います。


今回はちょっと文字数少ないですが、これで終わりです。

次回以降もよろしくお願いいたします。






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