第11話 筋トレの重要性

日本は健康における運動のガイドラインで、つい最近、去年のことですが、ようやく、有酸素運動+筋トレもやったほうが良いと変わりました。


スポーツに精通している人から見ると、今さらかいっ! って思いますが、ここで質問です。


筋トレは何故やったほうが良いのか? 何故、必要なのか?


ガイドラインとして出すときも、そこが抜けているんですよね。その理由が抜けているから、私たち国民は疑問符を浮かべます。


結局、なんだかんだいって、筋肉がエネルギーを作ってくれるんですよ。


今の季節だったら、6月に入って暑くなったり、涼しくなったり体温調節が難しくなりますよね。


これも、筋トレをすることで、筋肉が強化され体温調節できる体に変化していきます。


それだけではありません。筋肉のエネルギーが重いものを持ち上げたり、投げることができたり、血流を良くしたりすることもできます。


また、免疫力を強くしたり、自律神経を整えたりすることもできます。


脂肪燃焼には有酸素運動が必要と言われますが、脂肪燃焼をしてくれるのも筋肉の役割です。


筋肉がなければ、有酸素運動をしても脂肪燃焼してくれる力が弱まってしまうので、筋トレ+有酸素運動をしたほうが、より脂肪燃焼に繋がります。


有酸素運動でも、もちろん、筋肉はつきます。ただし、ごくわずかしか筋肉はつきません。あくまで代謝を良くするための運動が有酸素運動です。


でも、筋肉がないと代謝する力も弱まります。だから、結局は筋肉の働きがものすごく大事になってくるわけです。


疲労回復に対しても、常に元気でいられるのも、筋肉が補ってくれるからなんですね。


だから、有酸素運動+筋トレが凄く大事なのです。


しかし! ここでややこしいのは、身体の使い方です。


何度もお伝えしていますが、脱力です。何故、脱力が必要なのか、力みがあると筋肉が硬くなり、ケガしやすくなるから。しなることができなくなるので、弾力がなくなってしまい、クッションの役割を果たせない。そうなると、ケガしやすくなるというわけです。


また、筋トレをして筋肉がつくのは間違いないですが、体の使い方としては、筋肉に頼らないこと。筋肉は重要な役割をしますが、使うときは筋肉でトレーニングをしようとすると、無駄な力が入りやすいです。


だから、身体の使い方は脱力をして、柔軟に身体を使えるようにすること。つまり、関節から動かすことです。


また、お腹は鳩尾から使います。理想は、クネクネ自由自在に捻ったり曲げたりできることですね。


これで筋肉がついていきます。


でも、もうひとつ、重要なことがあります。これも以前お伝えしましたが、筋肉はトレーニングをすると、一度、筋肉繊維が破壊されます。筋肉繊維が修復するには個人差はありますが、48時間から72時間くらいはかかります。


ですから、休養することもお忘れなく。


また、オーバートレーニングも逆に免疫力を下げ、エネルギーを作ることができなくなるので、オーバートレーニングも避けましょう。


もう少しやりたいなと思えるくらいで、トレーニングを終わらせましょう。


軽く息が弾むくらいがちょうどいいです。


特にスポーツが好きな人はわかっていても、限度や時間を忘れて夢中になってしまって、結果的にオーバートレーニングになりやすいです。


また、上達するためには、もっと練習しないと、反復しないと、トレーニングしないとと考えがちですが、実は、これも、オーバートレーニングの原因です。


そんなことをしなくても、1日に数分でも1時間でも、長い間、続けて、正しい体の使い方でテクニックを磨けば、身につきます。


果報は寝て待てではないですけれど、慌てずに待つことも大切です。それでも、上達しないと感じるのであれば、トレーニングメニューを変える、新しいトレーニングを編み出すなど工夫が必要になります。


ただ、たんにトレーニングしようといって、むやみにやるのも意味がありません。


どこを使っているのか、五感を鋭くして、頭で考えるのではなく感じてみましょう。

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疲れない、怪我しない体の使い方トレーニング レイラ @kasunaka

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