第一章<初心者編>第三話お転婆姫様を護衛しろ

「さて、落ち着いた頃ですし今後の身の振り方を説明しますわね」


「ん?身の振り方ですか?」


「それは勿論、直ぐに結婚とはいきませんもの。わたくしはまだ14歳です。結婚できるのは16歳。後二年後ですわ。アカデミーを卒業しないといけませんし……」


「アカデミー?」


「はい。王立ステラ学院中等部二年です。これでも主席なんですのよ」


「ほえー。頑張ってるんですね」


 身のこなしから察するに護身術の類を習っている上に礼儀作法足捌きの一切に無駄がなく、清廉さとか可憐さを感じさせる。気品あるお嬢様って感じだ。それは彼女の努力の結果なのだろう。


「ふふん。どういたしまして。って、そうではありませんわ。貴方はこれから王族の婿になるのですから礼儀作法の教育と、王族のしきたりを教育して…」


「それは大丈夫ですよソフィ、拙者は充分心得ております」


「ひゃ、き、急に名前を呼ばないでくださいまし。びっくりするじゃありませんの」


『ツンデレお姫様w』

『凄まじくどうに入ってるリン。マジで何者何だ』

『礼儀作法って生まれが良くないと身につかないからな相当いいところのお坊ちゃんってことなんだろうよ』

『それにしては剣術が強すぎるがな』


「え?ソフィと呼んでほしいのではなかったのですか?拙者の事は気軽にリンと呼んでくれればいいですよ」


「り、リン……さま……はぅ、やっぱりわたくしの王子様ですわね」


『なんかほんわかしてくるな』

『分かる。なごみ』

『結構このペア合うんじゃないか?』


 コメント欄。こっちは死ぬ気でロールプレイしてんだ。だまらっしゃい。


「ひ、姫様!またもや敵襲です。敵の数は………は、はぁ?!!300。敵の数は300です!!全員戦闘体制に入れ!リン殿は、姫様を…あれ?リン様?」


そこにもうリンはいなかった。そう。既に敵がいることも、こちらに向かっていることに気づいていたため、準備をしていたのだ。


「300?温いぬるすぎる。拙者を倒すなら万は用意しろ。これじゃ戦にもならぬ。」


「王女だー!!馬車に王女がいる!!倒せ!!クエストを達成すれば大金だぞテメェら!!」


「合戦作法 煉獄の壱 終の太刀 彼岸花」


まるで地獄の灼熱の業火の如く、肺から呼吸を圧迫させ煉獄にも似た身体を宿し、踊り狂ったかの様に敵を蹂躙する。それを見たが最後敵は言葉を一言も発することなどできない。だって、肉片が飛び散る程の怪力で迫ってくる鬼神に太刀打ちできる相手などいないのだから。これも気功法を使い一点に多大な負荷を与える技術と、仙術の鬼神がごとく闘気を纏い攻撃する技術が応用されたオリジナルの作法。


「これを最後に安い喧嘩を売ることなどしない事だ。」


<経験値を取得しました>


<レベルがアップしました!>


<レベルがアップしました!>


………………


<レベルがアップしました!>


<ステータスポイントを3000取得しました。スキルポイントを3000取得しました>


<兵士の剣×50、傭兵の剣×50、上級兵士の剣×50、兵士の盾×50………を取得しました>


==============================



<名前>リン

<種族>人間

<状態>良好

<職業>メイン・エージェント

<レベル>361

<STR>10

<AGI>1800

<VIT>10

<INT>10

<DEX>10

<LUK>2060

<ステータスpt>0

<スキルpt>3630

<ユニークスキル>

・死霊魔法Lv.6

<スキル>

ーアクティブー

・テイムLv.1

・召喚術Lv.1

・転移魔法Lv.1

・回復魔法Lv.10

・火魔法Lv.10

・水魔法Lv.10

・木魔法Lv.10

・土魔法Lv.10

・闇魔法Lv.10

・光魔法Lv.10

・呪術Lv.10

・剣術Lv.10

・大剣術Lv.10

・短剣術Lv.10

・細剣術Lv.10

・槍術Lv.10

・棒術Lv.10

・抜刀術Lv.5

・斧術Lv.10

・盾術Lv.10

・銃術Lv.10

・弓術Lv.10

・暗器術Lv.10

・暗殺術Lv.10

・隠蔽Lv.10

・探知Lv.10

ーパッシブー

・採取Lv.10

・料理Lv.10

・鍛冶Lv.10

・錬金術Lv.10

ー武技ー

・クイックチェンジ

<称号>

・辻料理人

・刃向かう者には死を

ーープレイヤーキル時、そのカルマ値がマイナスになっている場合マップにそのプレイヤーの位置が表示される。

・蹂躙する者

ーープレイヤーキル時STRに補正(大)

・全種の武器を使う者

ーー武技『クイックチェンジ』を使用可能。

・死神

ーー稀に即死効果を与える。

<加護>なし


==============================


「ふむ。魔法か………あれ?ちょっと待て。」


<獲得可能スキルに、火炎魔法、海魔法、樹魔法、大地魔法、暗黒魔法、神聖魔術、空間魔術、重力魔法、が追加されました>


「あれ?ユニークスキルも増えてる……けど、つかわねぇな。死霊とかなんか怖いし。まぁ、魔法系は全部取っとくか。えっと、全部スキルポイント100消費だから………あっ、スキル枠が購入できる!!50までに増えたんだ。よしっ、20万課金!!


<20万円が課金されました。>


 ええと、8個だからスキルポイント八百を消費して、取得。


あ、ジョブが6thジョブまで選べるから追加で100万課金〜♪


<100万円が課金されました>


「はい、皆さんお待ちかねの運極振りの廃課金勢によるガチャタイムでーす」


『別に待ってねぇんだがw』

『まぁ、ガチャは誰しもが楽しみだよね』

『人のガチャ見るの好き』


100蓮いっきまーす。


ほい。


リザルト

・★5勇者×20

・★5賢者×39

・★5聖者×15

・★5パラディン×10

・★5暗殺神×6

・★5剣聖×9

・★6陰陽師


『きたぁぁぁぁぁぁぁ』

『つ、ついに引きよった0.000001%の排出率の職業』

『こ、これはまさに神引き?』

『うーん?100万課金したんだよね』

『神引きなのか?』

『それ以上にこのゴミ排出率をどうにかしろよ運営w』

『★6が陰陽師って、レアなのか?』

『なんか微妙な感じがするけど』


「皆さん、陰陽師を侮ってはなりませんよ。かの最強の陰陽師は我が神藤一閃流開祖と対等に打ち合ったと聞いております。なれば、陰陽師とは最強の一角。武を使わぬ力とも言えましょう」


『お、おお』

『最強陰陽師って安倍晴明とかだよな。神藤一閃流って何者?』

『リンの気迫が凄い。もしかしてリアルで使えたり?』


「勿論現代に生きる名門陰陽師土御門の当主をはじめとした数々の陰陽師たちと闘った経験があります。占術や、占星術、八卦、風水なども得意ですよ」


『だから何者だよ』

『武術だけでもやばいのに、どんだけ習い事してんだ』

『現代のいけるファンタジー』


「さぁ、姫様は勇者に憧れていると言ってました。なってやりましょうか、勇者に。賢者に、聖者に、パラディンに、暗殺神に、剣聖に、そして、陰陽師に。」


『一つだけ妙なの混じってるし、全部はなれんだろ』

『暗殺神w』

『物騒なの混じっとるがな』


「そうですね。パラディンと聖者と剣聖は別になくてもいいので、それ以外をセットしましょうか」


==============================



<名前>リン

<種族>人間

<状態>良好

<職業>

1st:★5エージェント

2nd:★5侍

3rd:★6陰陽師

4th:★5勇者

5th:★5賢者

6th:★5暗殺神

<レベル>361

<STR>10

<AGI>1800

<VIT>10

<INT>10

<DEX>10

<LUK>2060

<ステータスpt>0

<スキルpt>3630

<ユニークスキル>

・死霊魔法Lv.6

・陰陽術Lv.1

・聖剣Lv.20


<スキル>

ーアクティブー

・テイムLv.1

・召喚術Lv.1

・転移魔法Lv.1

・回復魔法Lv.10

・火魔法Lv.10

・火炎魔法Lv.1

・水魔法Lv.10

・海魔法Lv.1

・木魔法Lv.10

・樹魔法Lv.1

・土魔法Lv.10

・大地魔法Lv.1

・闇魔法Lv.10

・暗黒魔法Lv.1

・光魔法Lv.10

・神聖魔術Lv.15

・呪術Lv.10

・剣術Lv.10

・大剣術Lv.10

・短剣術Lv.10

・細剣術Lv.10

・槍術Lv.10

・棒術Lv.10

・抜刀術Lv.5

・斧術Lv.10

・盾術Lv.10

・銃術Lv.10

・弓術Lv.10

・暗器術Lv.10

・暗殺術Lv.16

・隠蔽Lv.10

・探知Lv.10

ーパッシブー

・採取Lv.10

・料理Lv.10

・鍛冶Lv.10

・錬金術Lv.10


ー武技ー

<称号>

・辻料理人

・刃向かう者には死を

ーープレイヤーキル時、そのカルマ値がマイナスになっている場合マップにそのプレイヤーの位置が表示される。

・蹂躙する者

ーープレイヤーキル時STRに補正(大)

・全種の武器を使う者

ーー武技『クイックチェンジ』を使用可能。

・死神

ーー稀に即死効果を与える。

<加護>なし


==============================


「陰陽術はリアルでは使えてもゲームでは使えないと思っていたのでちょうどいいです。運営さんありがとうございます」


『リアルでは使えてもw』

『まずそこがおかしいんだよな。リアルでは普通使えんのよ』

『何処の世界の住民ですか?』


「あ、あの、リンさま、ジョブに、勇者が………ま、まさか、本当に勇者様なのですか?」


「拙者は、異界人ですからね。勇者にも、聖者にも、賢者にもなれるのですよ。」


「そ、そうなんですのね。異界人はマナーや、礼節を弁えてない者が多いと聞きますが、リンさまは違いますね」


「む?そうですか?」


「はい。わたくしの王子様ですもの。誰よりも強く逞しく、清廉潔癖の文武両道で最高の勇者様ですわ」


「(なんかお姫様の好感度上がってね?何があった??)」


「さ、こんなゴミ溜めの様なゴミクズが大量にいる場所からは早く離れましょう。またここに賊が来る可能性もありますわ」


『ゴミ溜めのようなw』

『ゴミクズが大量にいる場所ww』

『姫様とうとう本音がw』


「そ、そうですね。まぁ、どんな敵が来ても、拙者が守りますよ」


「頼もしいですわ。王子様♡」


 そうして馬車は出発し、夜になり、皆が寝静まる頃、リンもまたゲームを終了する。


「今回はこの辺で終わりにしとこうと思います。今回の動画が良かったと思う方はチャンネル登録高評価、是非是非よろしく〜ではまた〜おつー」


『おつおつー』

『また来まーす』

『初回にして伸びまくってるなこの動画…』

『まぁ情報量の嵐だったからなぁ』

『また、ラーメン作ってください』

『エージェントなれる奴いるんかな』

『勇者とか賢者とかの★5も見れたし、なんと言っても★6職業も発覚したからな』

『お疲れ様でした〜』

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廃課金勢の末路〜トップを目指すため今日も重課金する「それって課金する意味ある?!」〜 病深 ねる @Teufel

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