このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(82文字)
最初の最初から引っ張られてやまないホラー小説です。危険に晒されながらも怪異の真相に迫っていく……こういう展開は大好物!しかし予想した通りには事が運びません。マガツヒ様とは何者か。主人公の過去とは?引き込まれて引き込まれて、気がついたら最後まで読んでしまうことうけあいです。真夏の夜に涼しくなりたい方にぜひ!!
最初は正体不明への存在の怖さ、次に人の怖さ、最後に少しノスタルジックな切なさを感じる物語。この先、主人公は今までとは少し違った視点で世の中を見るのかな、とか想像を馳せる余地がある、素敵な余韻もあります。余談ですが、橘樹さんが他にどんな事件に関わってるのかなと気になりました。
かなりリアリティのある作品で良かったです。オチも意外性があって面白かったです。これからも執筆頑張ってください。