第13話 狩猟祭は俺が勝つ ダスト視点
【ダスト視点】
「モンスター狩猟祭、楽しみだなあ」
俺はこのイベントを待っていた。
主人公が、無双、最強、俺つえーするイベント。
帝国北部に派遣されるダストは、大量の金属スライムを倒し、圧倒的大差で優勝する。
「華麗な勝利の後、聖堂教会国の全権大使に選ばれて、聖女爵のアリアと出会うんだ」
(誰にも邪魔させない……っ!)
原作通りの流れなら、俺の勝利は確実。
それが世界の必然。
だが、それを乱す者がいる。
「ブラックがどう動くか……」
あいつは明らかに、俺を狙っている。
俺が転生者だと、気づいているに違いない。
だから、俺の無双とハーレムを奪おうとしているのだ。
「あとはフェリシアが気になるな」
なぜか勇者爵のセシルが、フェリシアのところにいる。
原作だとフェリシアは、モンスター狩猟祭の後に第一皇女に暗殺される。
「フェリシアは俺が好きだという設定……なのに俺のところに全然来ないな……」
フェリシアは主人公ダストの部屋に毎日のようにやってきて、「ダストお兄さま好き好き♡」とダストを溺愛してくれるはずのキャラ。
しかし、まったく俺の部屋へやって来ない。
「なぜだ……? なぜやって来ない?」
俺の他に、好きな奴でもいるのだろうか?
フェリシアはダストにゾッコンのはずなのに——
「ちょっと調べてみるか……盗撮魔法、ピーピング」
俺は小さな水晶に、魔力を流す。
こいつをフェリシアの部屋に仕掛ければ、フェリシアのことをコッソリ見れる。
「しっかり監視しないとな……で、もし俺を裏切っていたら——」
絶対に許さない。
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※とても大事なおはなし
更新遅れてしまいすみません!
読者のみなさまにお願いがあります!
目標の異世界ファンタジー10位まで、あと28位……っ。
まだまだ上がらないといけない状況です……っ!
何とか今日中に10位を取りたいっ! が、ここからの伸びが本当に難しいんです……っ。
この下にあるポイント評価から、1人★3まで応援することができます……っ。★3は、冗談抜きで本当に大きいです……っ!
どうかお願いします。
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今後も『毎日更新』を続けていく『大きな励み』になりますので、どうか何卒よろしくお願いいたします……っ。
明日も頑張って更新します……!(今も死ぬ気で書いてます……っ!)
エロゲの無能悪役皇子に転生した俺、原作知識で推しの負けヒロインを救うために暗躍していたら、うっかり主人公から帝位を奪ってしまう。俺は皇帝になりたくないのに~ くまちゃん @saikyojoker
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