第4話 アイ・オブ・ザ・タイガー
本題に入る前に少し前置きというか、このエッセイを書くに至った経緯について書きたいと思います。
えーと、5月の終わり頃に開始した本エッセイですが、これまでにも何回か、こういった作品紹介的なものを書こうかなと思ったことはあったんですよ。ですが、腰が上がらなかったのには理由が二つあってですね。
一つ目の理由が、これが主になって(楽しくなって)、肝心の小説を書かなくなりそうだったということ。
二つ目の理由が、書くならその作品をなぜ好きになったのかに触れざるを得ないだろうから、年がばれるなあ、それはいやだなあということでした笑
でも、レッチリのライブに行った熱を伝えたい欲求が強くなって、我慢できなくなったんですよね。いつもなら近況ノートだけで我慢するところですが、それだけでは伝わらないぞ、と。
あと、ぼくの小説を読んでくださっている皆様にぼくのルーツを知ってほしいという欲求もあったんですよね。それも我慢できなくなった大きな理由の一つです……。
でも、このエッセイにかまけてキハチ正伝の更新が遅れすぎないようには気をつけますので、そこは宣言しておきます(^^ゞ
ということで、今回も年がバレバレになってしまいますが、大好きな作品について、紹介してみたいと思います笑笑
今回は映画です。実は、シルベスター・スタローンのロッキーシリーズがお気に入りなんですよね。有名な映画ですが、ベタなところが大好きで。
フィラデルフィアのスラム街に暮らす4回戦ボクサーのロッキーに、ふいに巡ってきた世界チャンピオン、アポロとの試合。普通に考えれば、ボロ負けするはずのこの試合に向け、ロッキーは鶏を追いかけたり、冷蔵庫につるされている牛肉をサンドバッグ代わりに叩いたりと、普通とはちょっと違うトレーニングもしながら必死に頑張ります。途中でガールフレンドのエイドリアンやその兄のポーリーとの様々なこともありますが、ついにアポロとの試合を迎え……。
と、これが1の粗々の内容ですが、最初に見たのはたぶんテレビの洋画劇場とかですかね。
1~5のナンバーシリーズがあった後に、ロッキー・ザ・ファイナルという最終回的な映画が作られたのですが、その後にロッキーの親友アポロの息子アドニスを主人公にしたクリードのシリーズが3作作られていますので、全部で9作品と言っていいかと思います。
あくまでぼくの意見ですが、1~4を見て、5は飛ばしてロッキー・ザ・ファイナルで大丈夫です(5も面白いんですよ。なんか違う意味で)。そして、クリードのシリーズは1、2の2作品を見れば、大体全部分かります。
それと、人それぞれ意見はあると思いますが、これらの作品の中でも特に傑作は、1と3かと。ぼくは特に3が好きです。
以下、少しネタバレになりますが、好きなポイントを……
全てを手に入れハングリーで無くなってしまったロッキーは引退を発表しますが、野獣のような挑戦者が現れ、ロッキーを挑発します。
ずっと一緒に頑張ってきた盟友でボクシングの師匠のミッキーは、戦いを止めようとしますが、そんなアドバイスを無視して戦いに望むロッキー。そんな中、試合直前、ミッキーは控室で心臓発作で倒れます。そしてロッキーは2ラウンドでKOされ、帰ってきたロッキーの目の前でミッキーは死んでしまうんですよ。
まさにどん底に落ちてしまったロッキーに手を差し伸べたのは、アポロ(ロッキーが倒した元チャンプ)でした。
「俺と戦ったときのお前は虎の目をしていた……」
そう言って、アポロはロッキーを鼓舞します。本当に熱い展開で、親友の死や、化け物のような敵と戦う恐怖を乗り越えるロッキーを素直に応援してしまうんですよ。
アポロのおかげで技巧派にモデルチェンジして戦いに臨むのですが、その戦いぶりも熱い。試合が終わった後のエピソードも秀逸で、男の友情って良いなあと思わされます。
このカタルシス! なんとか、自分の小説でもまねしたいんですが、難しいですねえ(^^ゞ
あと、全然話は変わりますが、悪友(親友でもあります)のポーリーや、ポーリーの妹で奥さんのエイドリアンもいいキャラクターなんですよね。この2人がいるからロッキーの弱さや優しさが際立つんですよ。それと、一番最初のロッキーに出てきた犬のバッカス……彼はどこにいったんでしょうか。かわいくて、ロッキーが彼に話しかけるシーンとかすごい好きだったんですけどね笑
今回はこんなところですかね。
では。また!
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