第3話 リアルロボットアニメのはしり
毎回、年のばれる話を書いていますが、今回もそんなお話です(^^ゞ
おじさんたちに大人気の機動戦士ガンダム。
登場から40年が経った今も、その世界観は広がるばかりで、最初の機動戦士ガンダムにまつわる話はもちろんのこと、全く異なる世界設定のガンダムSEEDの映画や水星の魔女というテレビシリーズが放映され、人気を博しています。特に水星の魔女は、ぼくも大好きで結構はまり込んで見てました。
話を戻しますが、最初の機動戦士ガンダムをぼくが初めて見たのは、小学5年生の頃でした。ぼくの住む宮崎は大変に田舎で、民放が2局しかないのですが、奇跡的に日曜日の午後3時から放送してたんですね。
第1話を見たときのショックは今でも忘れません。
最初の歌のオープニングアニメの完成度で度肝を抜かれ、イントロのナレーションの渋さにひいっと悲鳴を上げ、スペースコロニーに侵入する際のザクのリアルさに痺れ、立ち上がるガンダムのかっこよさに失神するという……すみません言い過ぎましたが、まあ、それくらいのショックでした。
主人公のアムロを含めたホワイトベース乗組員(子どもたちばかりなのです)の成長の物語であり、シャアの復讐の物語(ザビ家とジオン一族との確執の物語)であり、宇宙のスペース・コロニーで暮らすスペースノイドと地球人の戦いの物語。そして、モビルスーツという兵器としてのロボットが登場した初めてのSFアニメでもありました。それまでも宇宙戦艦ヤマトなどのSFアニメはあったのですが、ここまでリアル方向に振ったロボット物は当時ありませんでした。
5年生の頃は、難しくて話についていけないところも多かったのですが、中学に上がった頃に再放送で見て、改めてその面白さに目覚めました。細かい設定の緻密さもさることながら、特徴のあるキャラクター、エピソードのオンパレードで、全体の話の骨組みを理解すると、さらに細かい内容を追求したくなるという感じで、掘り進められると言えばいいんでしょうか。まさにオタクのためのアニメだったんですね。
だって、シャアに赤い彗星という通り名があったり、ニュータイプという概念やミノフスキー粒子というSF設定があったり、ランバ・ラルという男らしい軍人(お気に入りです)が出てきたり、アムロが淡い恋心を抱くマチルダさんがあえなく死んだり、孤児と暮らすドアンというジオンの脱走兵がいたり、ドム3機(黒い3連星)によるジェットストリームアタックという特殊攻撃があったり、アムロとララア、シャアの3角関係があったり……こんなアニメはなかったんですよ。それまで!
その後、原作者で監督の富野氏はしばらくガンダムから離れ、イデオンやダンバイン、ザブングル、エルガイムといった別のリアルロボットアニメを作っていきます。バリエーションがあってどれも面白いと思うのですが、その後の続編には、最初のガンダムほどの面白さを感じることはできませんでした。
初代を超えなかったというだけでZガンダムはメカデザインの面白さも含め、面白かったと言えば面白かったですけどね(でも、これ、結末が悲惨すぎるんですよねえ)
ぼく的には、機動戦士ガンダムの1年戦争及びその後の設定を使って別の人が作ったお話にもお気に入りがあったりします。特にUCガンダム(ユニコーンガンダム)は好きで、ザビ家の中でも最も好感の持てる男、ドズル中将の娘ミネバ・ザビが出てくるんですよ! って、知らない人は何のことやらですよね(^^ゞ
そう言えば、今年の秋からNetflixで「機動戦士ガンダム 復習のレクイエム」というフルCGアニメも始まるみたいで、PVも公開されています。戦争が始まって11か月後の東ヨーロッパでのジオンVS連邦のお話で、これがまたリアルで渋いんですよねえ。PVのリンク先です↓
https://youtu.be/Tqh1DeneQKM?si=bPzbsvXFtdLE5IIj
時代を超えて語り継がれ、違う世界観のガンダムまでできて、それも人気があるって凄いことですよね。そういう話の大本を作り出した富野監督は、やっぱり天才だなと思います。ぼくも今でもガンプラを作ってますしね……って、それは違うか笑笑
まあ、ぼくの小説にも細かい部分で影響を与えていることは間違いないです。
とりとめがありませんが、今日はこんな感じですね。
では。また!
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