覚悟を決めて、絶望からやり直せ!
仲間を自らの手で――そんな記憶を持ったまた、主人公アッシュは目覚める。
序盤の始まりは、絶望以外の何物でもない。しかし、この記憶があったからこそ、アッシュは同じ事を繰り返さない為に、ひたすらに奔走する。
熱い。とにかく、熱い。
この作品、とにかく主人公アッシュの覚悟あっての話ではないだろうか。
仲間には以前の記憶はなく、しかしアッシュには仲間を手にかけた記憶が残ったまま。それこそが、彼が強くなろうとする一端でもあるのだろう。
その覚悟と、彼の時間を巻き戻した女神ユーネの存在がストーリーの肝。
女神ユーネは諸事情があり、人の体で常にアッシュの側にいるのだが、女神ユーネだけは以前の記憶があるため、アッシュの辛さをよく知る理解者でもあり、サポート役として頼もしい。しかし時にラブコメ的な展開もあり、二人の関係もストーリーの中での魅力でもあり、楽しみでもある。
まだまだこれからの展開が気になるところ。
また、前作のヴァンズ・ブラッドを知っていると思わずニヤリとしてしまう面も多々あり、そちらもおすすめ!
〈現在第一章まで読了〉