第18話 どんなに騒がしくても、苦情が言えない
小生が住む近所の池には、昔は冬になると、越冬のための『カモ』が千羽単位でいたのですが、池の水を抜いたりしたこともあったりで、近年は随分と数が少なくなりました。
それが何時の頃からか、池の岸辺にある樹々に『シラサギのコロニー』が、出来上がるようになりました。
この池は、公園化されて、池の周囲がウォーキング・ジョギングのコースとして整備されているのです。
そのため、コースを歩く人や走る人で、人の往来は結構あるのですが、人が危害を加えないと理解しているのか、『シラサギ』たちは逃げることもありません。
朝も晩もウォーキングをしていると『シラサギ』の鳴き声が、結構騒がしく聞こえてきます。
小生の家は、池から100m以上離れているし、『シラサギのコロニー』がある場所からは300m以上離れているので、鳴き声は聴こえてこないので、全く気になりません。
でも『シラサギのコロニー』近くに住んでいる方々は、騒がしくて大変だろうなと思ってしまいます。
相手は野生の鳥達ですから、どんなに騒がしくても、苦情が言えないですからね。
この池のある公園、以前は『タヌキ』を見かけましたし、大きなネズミ『ヌートリア?』も先日見かけましたよ。
池の中には、余りにも大きくなり過ぎて、自宅で育てられずに放出されたのかの、『ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)』と大きな『鯉』が大量に居たりします。
たぶん昔居たはずの在来種『ニホンイシガメ』の生育環境を奪ってしまうために、『ニホンイシガメ』は残念なことに、全く見かけなくなりました。
ザリガニも『アメリカザリガニ』ばかりとなり、『ニホンザリガニ』は全く見かけません。
たぶん、昔泳いでた『フナ』や『モロコ』なんかも、もう居ないんでしょうね。
とても残念なことですが、何時の間にか、見事なまでに、生態系がめちゃくちゃな池となってしまいましたよ。
一度壊れてしまった生態系は二度と戻らない、本当に悲しいことですね。
https://kakuyomu.jp/users/ALICE1961/news/16818093079265603495
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