八話、ダンジョン攻略(ゴリ押し)。
「――」
「せんぱい眩しいですよぉーー!!」
「俺は眩しくねえぞ」
「先輩は頭だけじゃなくて目もおかしいんですか!?」
「落とすぞ?」
「や、やめてください! か弱い私は先輩と違って死んじゃうんです!!」
「そうか。そうだったな。お前は俺と違ってざぁこ、だったな」
「はぁあ!?!?」
魔物の魔法は適当に腕で塞ぎ、熱量がラブリィに行かないようガードしておいた。光までは防げなかったようで、腕の中で後輩が騒いでいる。
考えるのが面倒になり、ここで解錠を行うかと迷った。ソウジンは元来面倒くさがりな男なのである。
しかし、背後の魔物を考えてやめた。ダンジョン主の命令か知らないが、魔物にしては知恵を回し姑息にこちらの手札を探っていたようなのだ。ソウジンにとって軛錠を解くのは切り札に近く、裏札があるとはいえ現状そこまで明かしてしまうのはよくない。相手の戦力もわからないまま、徒に能力を知らせるのは悪手だ。
なら。
「ラブリー」
「ひゃぃ」
「今魔法は使えるか?」
「よ、よゆーです」
すっと視線を下げ、小脇に抱えた女と目を合わせる。即座に逸らされた。全然余裕ではないし、何なら耳まで赤くしている。が、とりあえず魔法さえ使えるならなんでもいい。
「風ではなく闇魔法で天井を攻撃してみてくれ」
自分にない遠距離攻撃はラブリィに補ってもらおう。槍投げはもう少し状況がわかってからだ。
「わかりました。……すぅ……ふぅ、"暗闇玉"」
ぽ、っとソウジンの走り抜けた跡にこぶし大の黒い玉が浮かぶ。音もなく現れ、十を数えたところで止まる。
女の指が天に向けられ、闇の一つが宙を走る。魔物の攻撃はすり抜け、何一つ当たらず天井へ向かう。上へ上へ、半分ほどまで進んだところで闇玉は消えた。
「なるほど」
「いやいやなるほどじゃないんですけど!」
「ラブリー、目が覚めたか」
「最初から覚めてましたよ。て、ていうか先輩。私の身体抱いてますけどぉ、ふ、ふふふ、ど、どうですかぁ?」
「柔らかいな、お前」
「やっ!?」
どうしてこの女は自分の羞恥を押し殺してまで俺をからかいに来るのだろうか。少しばかり頭がおかしいんじゃないかとさえ思ってしまう男である。照れてうなだれている方が静かで可愛げあるなと追加で思った。
しかし、と天井を見る。眉間に皺を寄せ、消えた闇玉と関連した魔物の動きを見る。曖昧だが、予想は立てられた。
「ラブリー。もう一発だ。お前も天井の魔物の魔力に注意しておけ」
「うぅ、わ、わかりましたぁ」
二つ目の闇玉が動く。
天に向かい、途中で消える。過程は変わらず結果も変わらず、だがソウジンは納得した。
「わかったか?」
「……大型の犬の下?上?に隠れてるちっちゃい犬ですか?」
「そうだ」
羞恥心などなかったかのように冷静に返事をしてくる。よく見ていたと、さすがは魔法使いだなと感心する。口には出さないが。
ラブリィの言った通り、こそこそと天井で大型犬の股下に隠れている小型犬がいた。闇玉が天井まで残り半分ほどの距離に到達した段階で、小型犬が顔を覗かせて魔力を励起させた。結果、闇玉の通り道となる空間に魔法が作用し玉は消滅した。
原理は不明だが、あの小型犬のせいでこちらの攻撃魔法が届いていないと考えてもよさそうだ。ラブリィが不愉快そうな顔で天井を見上げている。目が合い、じっと見つめているとみるみる顔が赤くなっていく。面白い女だ。
「ふっ」
「な、なんですか先輩っ!」
「いやなんでもない」
騒ぐ女を抱え直し、抱き直した途端に黙る姿にさらに笑う。ソウジンにしては珍しく軽い笑みを浮かべ、同時に背後で乱舞する闇玉を流し見ておく。
上空では当然のように小型犬が動き、あらゆる闇玉が途中消滅していた。
今回は八つの闇玉が動いていたため、魔物の様子もわかりやすかった。露骨に攻撃が減り、観察する余裕もできて考察も進む。
「ソウ先輩ソウ先輩」
「なんだ」
「あの魔物たち、私の魔法防ぐ時はあっちからも攻撃できないみたいですね」
「そうだな。他にわかったことはあるか?」
「うーん……たぶんですけど、魔物が攻撃している時、ていうか場所ですね。どこからどこまでが範囲かわかりませんが、一定範囲内ならこっちの攻撃も向こうに通りそうじゃないですか?」
「ああ。試せるか?」
「ふふふ、ラブリィちゃんに任せてくださーい!」
抱えられたまま器用にウインクをかましてくる。
片手に女、片手に槍と両の手が塞がっているソウジンにウインクを振り払う術はなかった。甘んじて愛情たっぷりのウインクを浴び、微妙な気分で受け流す。海藻が食べたい。塩がほしい塩が。
魔物の攻勢が激しくなってきたため、動きに緩急を付けて全体的な速度を少し上げた。足の遅い魔物は既に置き去りにしたが、向こうの数は増える一方。こちらの攻撃が届かないばかりにいくらでも湧いてくる。幸いなのは地面、こちら側に魔物がいないことだろう。
「"隠者の暗き宝玉"」
ラブリィの使った魔法はソウジンでも微かにしか感知できなかった。
威力は低く、速度も低く、特別な力が付与されているわけでもない。
ふふりと笑う女を見ながら、左右に跳んで連続した火炎を避けておく。逃げ続ける男に苛ついてなのか、魔物の攻撃が単調になっている気がする。気のせいか。
ただ透明で感知に引っ掛かりにくい闇の玉は、術者のみが居場所を把握しゆっくりと動いていく。必要魔力量が多い割に威力も速度もないが、遅い分精度高く操ることはできる。
魔物の攻撃を避け、魔法にぶつからないよう動かし、先ほどアタリを付けた魔法減衰の壁の手前まで進ませる。今のところ小型犬に勘付かれた様子はない。
「ラブリィ、少し激しく動くぞ」
「えっ」
女の返事を待たずに動く。
何に引っかかったのか、やけに可愛らしい悲鳴を上げているが無視。魔物共が視界を奪おうと地面目掛けて魔法を撃つようになってきたのだ。馬鹿な魔物なりに頭を働かせているらしい。鬱陶しさも倍増だ。
そこそこ速く動いているのでラブリィは大丈夫かと目をやれば、変に顔を赤くしてこちらを凝視していた。なんだこの女。
「何か用か」
「べべ、べつにぃ? な、なんでもないですよぉ!? そ、それよりほら! 小型犬! ぶち殺しましたよ!!」
「何?」
ぴっと目を逸らして物騒なことを言うラブリィだが、伸ばした指の先では確かに小型犬が一匹消滅するところだった。
先の闇魔法を上手く操り姑息犬を一匹処理したらしい。なかなかやる。期待の眼差しを向けてくるので褒めようとも思ったが、ちらちら見える多数の小型犬に眉をひそめた。
一匹殺されたからだろうか。警戒心が強くなった様子でソウジンたちを観察している。
「ラブリー」
「はぁい……わかってますよぉ。ちょっと頑張ってみます」
「あぁ、頼む」
敵を減らしたわけでもないのに魔物の攻勢が落ち着いたため、罠かと地面を抉り蹴って土煙を作る。ダンジョンの床が硬い石やタイルでなくてよかった。
けほけほと咳き込むラブリィに文句を言われるが、後で言うことを聞くと伝えて流しておいた。
ソウジンの予想通りか、魔物たちは段階的に攻撃を行い、一部の攻撃に追尾性能を持たせてきていた。さらにそれすらも囮にした直線型高速ブレスも織り交ぜてくる。どれも避けたが。
「っっ! せんぱい! ちょっと服の裾焦げたんですけど!?」
「悪い。思ったより幅があって計算が狂った」
「はぁぁぁ!?!? 私そんなに太ってないんですけどぉ!?」
「そうか。充分重いがな」
「は!?」
「俺は今のお前で良いと思うが」
「なっ」
情緒不安定な女は置いておくにしても、魔物が策を弄してきたとあってはこちらの分が悪い。一人で逃げ回るのも限界が近いので、土煙と魔物の攻撃により生じる陰や隙を利用することにした。
ラブリィの魔法はどうかと思って気にしているが、先ほどからあまり芳しくない様子だ。
二重に重ねた魔法、隠蔽も混ぜた三重の魔法、範囲魔法と試してはいるようだが、なかなか天井まで届いていない。
小型犬の警戒心が強すぎるせいで魔法が無駄に終わっている。
「ラブリー。小型犬の結界有効範囲はわかるか?」
「ん……んー、結界っていうかなんていうか……たぶんなんですけど、あの犬、空間に穴開けてますよ」
「何?」
「や、私も魔力探ってなんとなくでしかわかんないんですけどね?」
前置きをしつつ、軽く小型犬の扱う魔法について解説してくれる。
話の途中ずっと魔法を使い続けていたのはさすが本職といったところだった。魔力切れする様子もなく、まだ余裕はありそうだ。
ラブリィ曰く、そもそも地面と天井は見た目繋がっているように見えるだけで実際は空間的に断絶しているらしい。ダンジョンの構造上そうなっているので攻撃が通るわけもなければ行き来できるはずもない。が、そこはダンジョン。専用の魔物を用意し、魔物側からのみ攻撃が通るようにしている。
その専用の魔物が小型犬であり、繋がりのない空間に穴を開けて通り道を作っていると言う。
「なら、俺が槍を投げても届かないか」
「はい。空間破砕とかしたら別ですけど……しませんよね?」
「しない。しかしそうなると手詰まりだな。お前が一度小型犬を殺してからは、開ける空間の穴の広さを狭めているんだろう?」
「え、はい。たぶんですけど。……ていうか先輩、今のでわかったんですか?」
「あ? あぁ。わかったぞ」
頷くと、女はじっとソウジンを見つめしみじみと言う。
「……前から思ってましたけど、先輩って頭いいですよね。頭おかしいのに」
「そうだな。お前よりは良いだろう」
軽口には軽口を返し、少々手の少ない現状に思考を回す。
ラブリィがにんまりと口角を上げたのは見なかったことにした。
「ふふふー。せんぱぁい。そんなに賢いアピールしちゃって、私に褒めてほしいんですかぁ? いいですよぉ? せんぱいすごーい♡ あったまいー♡、かっこいー♡」
無言である。しかし、身体の距離が近いのを良いことに耳元でこそこそ囁いてくるのは止めてほしいところだ。
ソウジンの無言を肯定と取ったのか、ラブリィは調子に乗って独り言を続ける。
「心がこもってない? きゃふふ、しょうがない先輩ですねー。ふふふ。……ん、こほん……きゃーっ♡ せんぱいかしこーいっ♡ もっと私のこと見てー♡ 守ってくださぁーい♡ 頭良い顔してる先輩も好きぃ♡」
「お前、馬鹿にするのか願望言うのかどっちかにしろ」
「あはっ、先輩わかっちゃいました?」
「あぁ。お前の戯言に付き合うのにも慣れた」
「戯言ってひっどーい……ていうか先輩、私のお話、全然付き合ってくれてませんよね?」
「食事には付き合ってるだろ。それに――今回は無駄な時間ではなかった。一つ思いついたぞ」
「は? え? 何をですか?」
「天井の害獣共を根絶やしにする策だ」
「……先輩、もしかして結構犬たちに苛ついてます?」
窺うように聞いてくるラブリィには無言を返した。
女の耳に唇を寄せ、そっとこれからの動きを伝える。妙に落ち着きなく声も震えていたが、了解の返事はもらえたので良かったことにする。
まさか散々に自分から囁いておいて、逆に囁かれる立場になって緊張するなどあるわけがないだろう。
「……」
「な、なんですか?」
「いや、何も」
「なんですかー、もうっ!」
背後の魔法を大きく跳んで避けながら、揺れ躍る髪に紛れる赤い顔を見て、男は小さく息を吐く。
相も変わらず、ラブリィは自分を棚に上げる習性があるらしい。
☆
上空に闇が広がる。無色透明、色のない闇だ。
視界を奪うこともできなければ、誰かに危害を加えることもできない。しいて言うなら魔法の発動阻害だが、それも触れていなければ意味はない。
本来の色を失った魔法に力はなく、ただの無駄打ちとなるのも仕方ない。だが、この場、この状況でなら色のない闇魔法に意味はあった。
不自然な風が吹く。
質量のない闇を散らす、魔法の風だ。
薄く広く伸びた闇は地上と天井の中間を埋め、魔物の攻撃と同時に空間を越えて空の通路に入り込む。
ソウジンはラブリィと視線を交わし、作戦の続行を伝える。
頷く女を見て、するりと火の雨を避けていく。
「あつい!? 先輩熱いんですけど!?」
「避けろ」
「先輩に抱かれてるから避けられないんですよ!――ぁ、先輩に抱かれるってちょこっと……割と……結構かなりめっちゃ恥ずかしいかも……」
ぼそぼそ言いながら魔力をチャージしていく。
ソウジンと異なりラブリィは両手が空いているので、両方の手に、である。
ラブリィがこれから使う魔法はそれなりに繊細なので、コントロールのしやすい手に魔法を作っておくことにする。幸い、風の刃や魔力の玉のような触れるとダメージがある魔法ではないため、魔法の使用にワンクッション間を置くことができる。
「先輩、いつがいいですか?」
「いつでも」
「なら今やりますね――えいっ!」
軽い声と共に、ゆらりと腕が掲げられる。
ソウジンの抱擁を離れ、赤いレーザー降り注ぐ空に手のひらを向けた。
ラブリィは上を見て、襲い来る光の線に苦笑してしまう。さっきまで、ていうか今も含めてどうやってこんな攻撃の嵐避けてたんだか。
首を振り、意識を魔法に集中させる。既に形は作り終えている。あとは放つだけだ。
「"暗黒映し槍雨"」
とぷり、と手の先に波紋が広がる。生じるのは黒い粒。黒い水。黒い雨。
徐々に数を増していくそれは、動きを見せず他の魔法の影響を受けず、ソウジンとラブリィが動いた跡を辿るように増殖していく。
魔法には、属性に応じて対応する色が存在する。
風なら緑、火なら赤、水なら青、そして闇なら黒と。多くの属性が複数の色を持っており重複もしている。重要なのは、ラブリィの使った魔法は黒を冠する闇魔法であり名称に色の入った魔法は非常に強力だということ。
手は空に翳したまま、もう一つの魔法を起動させる。小さく"
呟いた魔法、実はラブリィオリジナルである。
しばらく前に魔法都市で流行った野菜ロールケーキを参考にした。もちろんラブリィ製の魔法は食べ物ではない。
原理は単純で、破壊力の強い闇の魔法を風の魔法で弾き飛ばすだけだ。球体にすることで全方位に攻撃し、闇と風の魔法を交互に重ね圧縮することで破壊力と攻撃範囲を大きく伸ばした。
闇と風を重ねれば重ねるほど威力が増すので、魔力を費やした分だけ強い魔法となる。全方位攻撃なので環境ダメージも計り知れないが、ここはダンジョン、一切気にする必要がない。
そしてさらに、今回は超圧縮した魔法の玉をソウジンの槍に埋め込む。
魔力の通りやすい素材だから、魔法を組み合わせること自体は簡単だった。ロールケーキを起動すると風と闇が爆発し、内部から槍を弾き飛ばして魔物を貫くシステムだ。要はグレネード、手榴弾である。速度は音を超え、威力は言うまでもなく、範囲は超広範囲とこれ以上ない魔法となる……予定だ。成功すればだが。
ちなみにこの魔法を使うとソウジンの槍は木っ端微塵になる。致し方無い犠牲だ。
「……ふぅ、こっちは全部準備完了です」
ちらと上空を見て、夥しい黒の雨が天井に向け襲い掛かっているのを確認する。
これが全部囮なんてなー、とソウジンの大胆な作戦に頬が緩む。私のこと頼ってくれて結構嬉しい。割と魔力使って疲れたー。でも私を使い尽くそうとして……あ、この言い方結構えっちぃなぁー。などと取り留めのない思考が巡る。
少々疲労を感じさせる声に、ソウジンは頷いた。
「わかった」
魔力渦巻く槍を握り、地面を踏む。
ステップは大きな円を描き、勢いを付けると同時に狙いを定める。
ラブリィの広げた闇が第三の目となって小型犬の空間穴を捉えてくれる。
感じるべきは闇の動きだ。目に見えない透明の闇が動き、吸い込まれる瞬間。
「――」
一槍。
力は抜いて、腕全体を伸ばすように。手首を返し、槍を押し出す。
いつものように力まず投げた槍は、狙い通りに空間の穴を抜ける。空を切り、魔法を貫き、一匹の魔物に突き刺さる。
瞬間、闇が弾けた。
「離れるなよ」
「は、いぅ!」
地面を蹴る。暴れる魔法が小型犬の作り出した穴から漏れ出し、衝撃の波が地面にまで迫ってくる。完全にラブリィの手から離れたそれは容赦なくソウジンたちにも襲い掛かる。
既に魔物の攻撃はない。三次元機動は必要なく、ただただ地面を蹴ってダンジョン内を駆ける。両手で抱えた女が落ちないよう、出来る限り急所が風圧を受けないようにと頭を抱き留める。
香る甘い匂いと風の音に混じって高い悲鳴が聞こえた気もするが、話す余裕も暇もないので無視。
目だけで上を見る。想定以上にラブリィの込めた魔力が多く、天井に居た魔物を殲滅してなおエネルギーが有り余っている。
ダンジョンを破壊するほどではないが、魔物を掃討した影響か地面と天井の断絶がなくなり、ただの普通の通路になっている。その分、魔法の衝撃はこちらに押し寄せてきている。
走り続けること十秒ほど。壁に埋まっている扉を発見したので入らせてもらうことにした。
開けて、入って、別のエリア――ではなく先ほどと同じエリアであることを確認する。同時に上を見て。
「――
無数の犬型魔物を見て、男は溜め息混じりに呟いた。
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