第8話
「エイッ!」
わたしは黒服たちの股間に立て続けに
バスケットボールで鍛えた脚力で
蹴り上げた。
「グえっ!べたな展開」
男たちがもんどりうって倒れた。
「美穂、なにしてるの?逃げるわよ」
「こっ、腰が、腰が抜けちゃって」
美穂がわたしに助けをを求めたの。
「仕方がないなあ」
わたしは美穂の両手を掴んで逃げようとしたわ。
「そこまでだ、杏奈」
廣澤さんの右手には拳銃らしきものが握られていた。
「「さようなら、杏奈」
バーン!そのとき扉が勢いよく開いて、大寺くんが
警官隊を連れて踏み込んできたの。
「杏奈、大丈夫か」
「遅い、なにしてたの」
「いやあーっGPSでおってきたんだけど。以外に
手間取って」
「やっぱり結婚してあげない」
わたしは大いにむくれてしまったの。
わたしは今、男の子三人、女の子三人のママだ。
夫の名前はシークレット。
よくがんばってはくれている。
「杏奈ーっ」
夫が会社から帰ってきたようだ。
わたしはいまとてもしあわせである。
(おわり)
ながらくご愛読ありがとうございました!
また次回作にどうぞご期待ください!
(作者より)
地獄オンナ @k0905f0905
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