あとがき
皆さん元気ですか?
纏まりの無い文章になると思いますが、書きます。
まず前段がいくつかあるんですが、小説は読者に向けて書かれたものであり、誰もそれが何か読めないものなら作者のオナニーだと思うんですよね。
本作『ハイパー・ハイブリッド・ニギリ』については作者のオナニー部分(初めから読者が読む=読解のできないもの)が含まれているので、それについて解説することはないと思うんですが、メンタルが安定しているときに明かせることだけ明かします。
『ハイパー・ハイブリッド・ニギリ』の成立について書きますが、明確な噓は極力つかないつもりでいるのですが、あえて俺自身が理解していながら、書かないこともあるかと思います。俺を許してください。あるいは許さないでください。
保留的な態度について、俺は許されていると思うときもあれば許されていないと思うときがあり、それを知ろうとしない姿勢こそが健全な在り方だと思いますし、自分自身が何も許されないと知っているので、何も知りたくありません。
まずタイトルなんですが、高畑京一郎氏の『Hyper Hybrid Organization』のパロディですね。内容とは全く関係無いですが。
書き終わって考えてみると、この話は現実とは異なる歴史を辿り一度崩壊したあとにまた文明が再興した世界で、徐々に話のスケールが大きくなりながら、恐怖の大王と戦う話だったように思います。寿司ニウムという架空の金属の存在によりその歴史が改変された仮想の文明について書いた小説ですので恐らくSFだと思います。
寿司師というタームは、魔術師的なイメージで名付けたというよりも寿司職人だと四文字で長いので考えました。
恐怖の大王と復讐という二つの軸で話は進み、この世界の謎の一端に触れて終わります。主人公がスタァリン(古の神)と同一存在というネタについては最初から考えていて、相手の気配を感じられないということで一応小さな伏線張っていたと思うんですが、唐突感が強いかと思います。これにつきましてはトーキョー編で触れる予定だったのですが、尺の計算を間違えたので恐らく語る機会はないと思います。
それと俺が二万字尺の設定得意とは到底言えないくらいでしたので、明らかにぶつ切りで終わりましたね。
あと諸々の描写で気づいた方も居たり居なかったりすると思うのですが、スタァリンは作中における旧日本の神スサノオです。
主人公の名前はホワイトチャペル連続殺人事件の犯人とされている切り裂きジャックとアーサー王伝説のランスロットから取りました。
回転:■■隠れの伏せ字部分は岩戸になります。
オッペンハイマーとの関係もこの世に初めて人造の太陽を作った男という繋がりです。ちなみにトリニティ実験で使われた最初の原爆の名前がガジェットということからそういう寿司ネタを出しました。
キャラの外見描写が大陸のソシャゲキャラにありがちな銀髪長髪キャラになりましたが、これは特に理由はありません。被造物的な肉体を使っているというイメージを読者に与えるために銀髪という外見描写になったと思います。
連邦につきましては、ライカが最初に宇宙に行った犬が元ネタということはたぶんお分かりだと思います。ライカの使う回転の名前の元ネタは『Arctic Eggs』です。
エフゲニーはエフゲニー・プリゴジンです。極の寿司の元ネタは新井英樹先生の同名漫画です。作中では熊として出しました。初期案ではプーチン(を元ネタとしたキャラ)と因縁が発生するというのを考えていたんですが、流石に不味いと思い、プーチンの代わりにラスプーチンが実装されました。
ラスプーチンは様々なフィクションで謎めいたキャラクターを与えられているので恐怖の大王の部下(寿司)ということにしました。
恐怖の大王の大王の一人称については悩んだんですが、当然ボクという確信があり、ボクになりました。あるいはずっと前から決まっていたか。本来のプロットでは主人公が恐怖の大王を倒して終わりでした。
寿司連を裏切り
後は語る必要が無いか、語るべきじゃないかだと思います。
ハイパー・ハイブリッド・ニギリ 遲?幕邏咎哩 @zx3dxxx
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