応援コメント

あとがき:作者目線からのメタ的解説②(歴史とコヴィニオン王国後日譚)」への応援コメント

  •  完結お疲れさまでした。
     主人公たちや多分世界全体にとっても大きな筋目となった物語だと思います。
     色々な意味で家族についても考えさせられ、良い話でした。
     魔法の神髄も垣間見ることが出来た事も感慨深いです。

     ラザラ・ポーリンが一線を退くことには一抹の寂しさを感じますが、そうやって時代が動いてゆくという感じなのでしょうね。
     暗躍する者達の存在とか、大陸全土を巻き込む大きな戦争とか、非常に気になる情報もあり、次回作も期待しております。
     無理のない範囲で頑張っていただけると嬉しいです。

     それに「いにしえの神々」、陽神フェザラーナ、聖天使イザヴェルなどの存在も気になりまね。

    作者からの返信

    ありがとうございます!

    「いにしえの神々」は、善、中立、悪の三勢力があり、ギルマンさんの世界観にかなり似ているかと思います。

    ただ、現在はイザヴェル教が主流となり、いにしえの神々の記憶は、人々のあいだからほぼ薄れてしまっているという設定です。


    ちなみに・・・これも作者のメタ目線になりますが、
    冒頭でローグ・エラダンが以下のような予見を示しました。

    「ひとつ得れば、五つを失う」
    「ひとつ失えば、五つを得る」
    「いずれもサントエルマの森の偉大なる果実なり」


    ラザラ・ポーリンは、「ひとつ失えば、五つを得る」の未来を選択したこととなります。「五つ」はブランウェン家の血脈に関係するものです。

    もう一つの世界線、「ひとつ得れば、五つを失う」は、ラザラ・ポーリンが森に残る(カラレナを見捨てる)未来です。この場合、ブランウェン家の血脈は、世界にとって最悪の暗い影としてのしかかることとなりました。


    ラザラ・ポーリンにとって「戻れない分水嶺」であるとともに、まさに「世界の節目」であった裏設定でもあります。人間の選択ひとつひとつが世界の未来を形作るということも暗に示したいテーマのひとつとなっておりました!

    お気遣いありがとうございます。ともに頑張りましょう!!