第4話 さらなる苦難

しかし絶頂したばかりの玲子にさらなる苦難が降りかかろうとしている。

本殿の外では新たな参拝者が神社の鳥居をくぐり、本殿に近づいてくる。

そんなことを知らず、いや知る術を持たない玲子は本殿内で未だに快楽の余韻に体をビクつかせ、怒りで呼吸を荒げている。


チャリン!


小銭の音が聞こえ、体をビクン!と反応させる玲子。

参拝者が鈴緒に手をかける。


(参拝者!?いや…いや!もう鳴らさないで!さっきイったばかりなのに!やめて!)


玲子の思いは届かず、勢いよく鈴が鳴らされる。


ガランガランガラン! 「んぐぅぅぅぅ!!!」


玲子の恥辱は続く。

今年の厄除の儀終了のそのときまで。


〈完〉

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

巫女の儀式 ぬいぐるみを着せられ責め立てられて… MenRyanpeta @MenRyanpeta

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ