悪辣な後押し
配信開始まで5分。
大重、丹波の二人はクランメンバーの主要な人物たちに電話をかけ、配信を確認できているか確認を続けており、水都もまた上司などに連絡を続けている。
一方、御神は自分のポケットに入っていたスマホを起動し、道化師の配信状況を確認していた。
スマホのホーム画面を映しているだけならば配信は映らない。
どうやら電話、チャットアプリなどは無事に起動はするらしいが、インターネットブラウザを開いたり、あるいは動画アプリを開けば道化師が映る映像が再生されるようだ。
普通のハッキングとも違う、微妙に融通が利く形でジャックしてくるあたり、人知を超えた存在というものは凄まじいなと感心する。
今回もまた相変わらずパソコンやスマホなどを使えばコメントができるようで、画面の上を右から左へ文字が流れていた。
前回の例もあったため罵詈雑言や失礼な物言いはないようだが、配信界隈特有のコメント欄とでも言うべきか、独特のノリのようなものが窺える。
そのノリのままに道化師という危険な超常の存在に絡むコメント欄の者達の考えが、そもそも御神には理解できなかった。
御神ならば〝特区外活動免許〟を取得しているため、その気になれば『D-LIVE』を利用した配信を行うこともできるのだが、これまで一度たりともそういったものに興味を持っていなかったのだ。
ダンジョンでは強さを求め、己の限界ギリギリの戦いに身を投じる。
そういった場に踏み込む以上、下手にお喋りをして声を気取られ、死角から襲われたら命を落としかねないからだ。
充分過ぎるほどに余裕をもって対処できる層でならばともかく、余計なところに集中を割きたくはない、というのが本音である。
だが、こうしてコメントが流れ、気軽に道化師がコメントとやり取りをしている姿を見ていると、確かにエンターテイメントとして観ている分には面白いかもしれない。
そんな事を考えている内に大重、丹波の二人が席へと戻ってきて数十秒ほど、道化師が大玉から飛び降りてポージング。
同時にどこからかクラッカーのようなものが打ち込まれ、何やら歓声に応えるような素振りを見せながら手を振り、お辞儀をしてみせていた。
そうして一通り小ネタを披露したところで、道化師が突然己の左腕を見るような素振りをしてカメラを見て、また腕を見るような素振りをしてから、呆れたような仕草で拍手した。
《――はぁい。人類の皆さんが右往左往して静かになるまで、5分かかりましたぁー》
:草
:先生は草
:仮面越しで見えないけど、ちょっとしゃくれとるやろwwww
:言い方ァ!w
:腕時計見てる風やめーやww
:つけてねぇだろww
:自分で5分待つって言っておきながらそれは草
:やめろww
:イラッとするやつww
:あるあるぶっこんでくるなw
《あはははっ、これ言ってる先生がいるとしたら、生徒から馬鹿にされるか嫌われてるから注意しようねー。自分はおふざけで皮肉ったつもりでニヤニヤかもだけど、単純にくっそウザいからねー。ボクは学生とかじゃないけど、ボクだったらそれ言われたら永遠に静かにさせちゃうレベル》
:ひぇ
:え……?
:おい、今コメントに実践してるヤツおらんかったか?w
:ボケからの飛び火が直球過ぎて草
:まあ嫌われるわ、あれはw
:そういう先生を察して周りに注意する真面目ちゃん思い出したw
:永遠にってw
「……御神、私はそんなこと言ってなかったよな?」
「……言ってませんでしたよ」
何かが不安になってしまったらしい水都の問いかけに、困惑した様子で御神が答える。
どうやら教師という立場であった者には少々刺さるネタであったようだ。
《さて、今日の放送はメニューがたくさんあるんだけどさぁ。その前に、この一年? 人間時間それぐらいを見てきて思ったんだけどー、人間諸君ってバカなの? まぁだ戦わなくても誰かが助けてくれる、みたいな考え方してる人間諸君、多すぎない?》
:一般人わい、一応ダンジョン適性測った
:戦うのとかマジで無理
:まあ日本は割と平和だから
:魔力犯罪者だっけ、最近増えたよ
:ダンジョン適性あったんだけど特区入場封鎖されててダンジョンに入れなかった
:今特区の近くとか特区とかめっちゃ治安悪いしな
:でもダンジョンに行けないんじゃ位階上がらないんだよなぁ
コメントにも書かれている通り、現在特区への一般人の入場はかなり厳しい制限が設けられている。
前回の道化師による配信によって、一般人と探索者らとの間に溝が深まってしまい、その結果として一般人を標的にした魔力犯罪者による犯罪件数が跳ね上がったためだ。
結果として、徒に被害を広げないためにと内外の行き来をかなり厳しい制限を設けており、ダンジョンに行きたくても行けない、という層も存在していた。
《【魔王】がいるところだと魔物と戦う機会も多いけど、なんか特区とやらがあるところは行き来できないんだっけ? しかも【魔王】は一人しか倒せてないのに、【勇者】はもう二人も死んじゃったんでしょ? あはははっ、人間種諸君、だいじょぶそ?》
:バランスが……調整を……!
:でも、位階Ⅹとかいう化物勇者があっさり死んだのに、それ以下の勇者とか出てどうにかなんの?
:別に位階Ⅹ以下の勇者でも、勇者同士で組んだり体制さえ整えればどうにかなるんじゃ?
:なお、それをやろうとすると「我が国から!」と国同士で足の引っ張り合いが始まる模様
:実際、ドイツの勇者は国の勇士らと協力してどうにか魔王倒したんだし
:まあ、今は普通の探索者でさえ協力してくれなさそうだが……
《いや、位階Ⅹとか以前に人数増やして攻略するべきだと思うよー? 普通のダンジョンと同じ感覚で潜ってたからね、あの残念勇者のお二人。それどころか舐めプ気味だったし、頭悪すぎない? 【魔王】だって死にたくはないんだから、普通に考えて一般的なダンジョンみたいに進めば進むほど強くなる、みたいなのとは違うに決まってるよね? 当然、浅い階層から殺意マシマシだよねー》
:は?
:え、そうなの!?
:何故協力しなかったんだ!?
:ただ協力っつっても、位階高い探索者って唯我独尊系多すぎん?
:実際勇者のクセして美女出せとか莫大な金出せとか宣っておいて舐めプして死んだとかww
:ホント草も生えねぇレベルだけど笑うしかねぇじゃん
:そんなのが勇者なの……?
勇者二人の早期退場。
そのニュースは世界中を駆け巡り、大きな衝撃を与えた。
さらにそこへ、早期退場となった勇者二人がそれぞれに国に要求していたものがSNS上で流出、拡散され、さらに火に油を注ぐような形で大炎上と化したのは、水都らにとっても記憶に新しい。
そんな二人の勇者の死に様まではさすがに報道されていなかったものの、道化師はそれを隠すつもりはないようで、内情をあっさりと暴露してみせる。
それによってコメント欄からは便乗するように批難の声があがった。
《あー、報酬の要求が女と金、だっけ? その辺りは人間種同士の交渉だからどうでもいいけどねー。欲というのは活力でもあるし、それを報酬として用意して動かせるというのなら、それに縋るか、それとも振り払うか決めるのはキミらだ。もっとも、そういうのに応えてでも動かすしかないと思うけどねー。ほら、人間種諸君を絶対助ける! とか、こんな悲劇を俺が終わらせる! みたいな人が今の時代に現れると思う? 便利な社会になって、人間種諸君の愚かさ、浅ましさというものが露呈して溢れかえっている、こんな時代に? あははは、夢物語もいいところだねー》
:まあ、それはそうなんよな
:ぶっちゃけそれはある
:ましてや今はどの国も不安定っつーか、政府に騙されてたとか色々あるからな
:俺はそんなことない! 助けたい!
:俺がこんな悲劇を終わらせる!(なお、俺ダンジョン適性皆無)
:適性があったらやるのに
《あっはははっ、コメント、ネット、そういう顔も見えない、言葉の責任も持たなくていいような場所だと強気で叫ぶ人がいるねー。――じゃあ、キミたちに【勇者】になれるように『ダンジョン適性』植え込んであげるから、頑張ってね?》
:え
:は?
:え、ちょ
:一緒に見てる友達がびくっと震えて気絶したんだが
:え、なにがおきた?
《ん? いや、だから今、コメントで偉そうなことを言った人間種の子たちにちょっと強引に魔力適性――キミたちの言うダンジョン適性とやらを植え付けてあげたんだ。その反動で寝てるだけだよ!》
道化師は、パチパチパチ大仰に拍手をして両手を広げた。
《朗報だね、人間種諸君! 彼らはやる気に満ち溢れていて、戦ってくれるらしいよ! そんなやる気溢れる人間種諸君には【勇者予備軍】として、【勇者】と似たような紋章が手の甲に出るから、みんなで笑顔でダンジョンに送り込んであげるといいよ! あ、安心してね! 手が落ちたら顔に出るようにしてあるから!》
「――……ッ」
「……マジ、か……」
「これじゃあ紋章が出た一般人は逃げ隠れなんてできない。一般人からもきっと、戦いへの押し付けが始まる」
「えぇ……?」
一見すれば、人類に対して助力をしているかのような行いに見える。
しかしこの行動はむしろ道化師によるトラップだ。
言うなれば『無責任に囀った罰』、といったところだろうというのは水都らも、そして大重、丹波も気が付いていた。
実際、この手のやり口は前回の配信でも使われているのだ。
気安くコメントに応じ、友人のように接してくれるとは言え、相手は人外であり、容易く人間を追い込むような存在だ。
そんな存在の前で下手な真似をすればどうなるか、どうやら人間はまだまだ学んでいなかったようだ。
だが、結果として【勇者予備軍】とされた者達は、これで日常は送れなくなったのは間違いない。
見て判るような紋章を与えられ、【勇者予備軍】となった者たちは、もう逃げられない。
手の甲という分かりやすい場所に紋章が表れ、力を得られる素質があるのだと周囲に知られてしまい、傍観者のフリをしていられなくなる。
――自分で言ったんだから、戦ってくれるだろう、と。
始まりがただの軽口、虚勢であったかどうかなんて、他人にとっては関係ない。
それどころか、分かっていても「自分で言ったんだから責任持って戦え」と一般人が簡単に言い放つであろう事は目に見えている。
そうやって、他ならぬ無力な一般人らによって、炙り出されるように逃げ道を失うのだ。
長嶺の言う通り、一般人らはここぞとばかりに【勇者予備軍】を蔑み、戦いへと追いやるだろう。
「……愚かな発言をした者の末路か。前回と言い今回と言い、自業自得とも言えなくはないが……、裏にあるものが見えているあたり、悪辣極まりないな。水都殿、ダンジョン庁は動けるのかね?」
「えぇ、ダンジョン庁で至急保護に動けるよう、警察にも連絡した上で手を回します」
すでに水都は、彼女ら魔力犯罪対策課の直属の上司である崎根にメッセージを送信しており、崎根からはすぐにスタンプだけが返ってきた。
崎根もまた、この状況をただ指を咥えて見ているつもりはなかったようで、すでに動き出していたのだ。
もっとも、水都に返ってきたスタンプは何やら可愛らしい熊が、真っ白になって精根尽き果てた様子で横たわり、魂が抜けているような代物ではあったのだが。
《さてさて、そんな【勇者予備軍】諸君と、戦う気になった人たちに朗報だよ! 前回の覚醒で【勇者】陣営があまりにも少なかった上に、さらに二人もバカ……げふんげふん、惜しい人……でもないか。無駄死にしちゃったおバカさんが出てしまったので、【勇者】陣営を先に補充することにしましたー!》
:おおおぉぉぉ!
:マ!?
:これは普通に嬉しい!
:ナイス運営!
:もはやゲームか何かのアプデ情報を見ている気分で草
《盛り上がってるところでさらに追加情報ー! 【魔王】が運営する『魔王ダンジョン』以外で、世界中にダンジョン追加しまーす! いえーい!》
:え
:は?
:おおーー……お?
:え、ちょっとまって
:ちょっ
《第一弾はずばり、『囲おうとしたら即魔物氾濫』シリーズ! つまり特区みたいに囲ったり、出入りを管理したらすぐに『魔物氾濫』が発生するからねー! ちゃあんと自由に使ってね!》
阿鼻叫喚と化したコメントの数々。
それらを見つめながら、大重と水都らが思考を整理していく。
「……やはり、彼らは人類に戦いを強要したいようだな」
「一部の人間――つまり、我々のような者達だけが戦う状況を快く思っていない、というのは間違いないようですね。【勇者】と【魔王】のシステム……という呼び方も少々アレですが、あの時も言っていましたからね。生きたければ戦え、と」
「もはや避けられそうにはありませんね。一般人たちもまた、今後は戦いの中に身を投じることになるでしょう」
強さを得るための場であり、さらなる欲望と平和を天秤にかけて戦う動機を与えるための【勇者】と【魔王】というシステム。
そして今度はそれに加えて、【勇者】の補充と【勇者予備軍】というシステムを追加し、さらにはダンジョンを増やすというやり方。
人間社会の平和が崩れたのは紛れもなく人間の手によるものだが、そこにさらに〝望めば戦いやすい環境〟を整えているあたり、戦いの激化を後押ししているのは明白であった。
《――さて、今日のお知らせはここまでなんだけどー、まだまだ配信は終わらない! という訳で今日は、ゲストの皆さんにお越しいただきましたー! はい、どーん!》
後ろを振り向いた道化師が手を翳す。
光が弾け、それと同時に現れた16名の男女の姿がそこにはあった。
彼ら彼女らもまた突然移動させられたようで、唖然とした表情を一瞬浮かべ、直後に道化師を見て腰を落とし、身構える。
そんな男女の視線を受けてもなお、道化師は堂々とした素振りでカメラを見つめ、突如として現れた16名に背を向けた。
「……あれは……まさか――ッ!?」
《はーい、ゲストの皆さんとはこの方達! なんと、今世間を騒がせている【魔王】の皆さんでーす!》
:え
:ちょwwww
:メルヒオールおるやんけ!
:誰?
:え、これまさかのアポなしじゃね?
:身構えとるww
:オランダで『魔物氾濫』を起こして、止めて欲しけりゃ女を生贄にしろとかほざいたヤツ
:え、魔王?
:ガチ?
:唐突に全世界に顔晒されて草
「名のある探索者の姿もあるが、やはり魔王陣営だったか……!」
「でも、多分こうなるって話は聞いていなかった……。困惑しながら、メッセンジャーを睨みつけてる」
最初に水都が、そして大重が彼ら彼女らの正体に気が付き、驚愕した様子で目を剥いた。
だが【魔王】の陣営の者達は確かに長嶺が言う通り、今にも襲いかからんというばかりに腰を落としている。
《ではでは、ここからはショーの時間になりまーす! 本日の特別ゲスト、第二弾はあちらでーす!》
「……あ、れは……」
空から黒い羽がひらひらと舞い降りてきた。
道化師が手をあげた先にカメラが向いて、魔王も、誰もがその視線の先に顔を向けると、そこには黒い繭のような――否、真っ黒な鳥を思わせるような翼を折り畳んでいたのだろう。
その翼が大きく広げられ、中にいた人物の姿が映し出された。
ベースは黒髪だが、毛先が赤く染まったメッシュの頭。
そして金色ながらも赤みがかった瞳。
黒い襤褸を身に纏い、かつて世間を賑わせるに至った際に持っていた、禍々しい大鎌を手に持って、その存在はゆっくりと降り立った。
:え
:久々にきた!?
:てっきり道化師があのダンジョンの魔王かと思ってたww
:本物の魔王様きちゃ!!!!
:え、なんで魔王様!?
:あっちの魔王よりこっちの魔王様の方が圧倒的魔王で草
:魔王様、結構顔かわいいww
「……マジで、似てるな……」
「ホントに一緒じゃん……」
「うん。まったく同じ」
初めてハッキリと映し出されたその顔を見て、上野が唖然とする中、木下と藤間、そして長嶺が呟く。同時に、養成校で、そして東京第1ダンジョンで直接顔を見ていた水都や御神、大重と丹波もまた、険しい表情でその映像を見つめていた。
《――はい! という訳で、日本では『ダンジョンの魔王』という愛称でお馴染みのこちらの方が、本日の第二弾特別ゲストでしたー! ではでは、ボクは巻き込まれたくないのでお先にさよなら!》
道化師が慌てて逃げるように消えた、その途端。
かつて日本を、そして配信を切り抜いた動画が世界的にも凄まじい反響を呼んだ存在――『ダンジョンの魔王』が、手に持った大鎌を肩に担いで口を開いた。
《――メルヒオール・ヘルメイ。【魔王】でありながら、己のダンジョンを放棄して行動。減点》
《な、何を……――ッ》
《続いて、人間種に勝手に交渉を持ちかけ、たかが生贄程度で『魔物氾濫』を止めると宣う。減点。――ダンジョンをおまえ如きのものであるかのように振る舞った。さらに減点》
《フザけんな! 俺が俺の為に行動して何が悪いッ!》
二十代中盤程の若い男、メルヒオール・ヘルメイ。
身体中にタトゥーを施した、アスリート体型に近い短髪の男だ。
彼は狡猾な類の男であった。
時には仲間であった探索者を囮に逃げ出すこともあり、時には衝動のままに異性の探索者を標的として暴力の対象とした。
しかし、その証拠はいつも残らない。
言及しようと声をあげようとした者も消され、探索者ギルドもまた自分たちは関与しないとばかりに沈黙する。
そうしていつしか、彼に対して批難の声をあげる者さえもいなくなった。
故に、彼はまるでダンジョンを己の世界であるかのように、やりたいように、傍若無人に振る舞ってきた。
そんな経緯もあって、彼を知る者達は彼のことを〝暴君〟と皮肉って呼称していた。
そんな〝
その実力はおそらく、自分よりも強いだろう、という推測も立てていた。
そんな存在は今、己の声を無視して、滔々と、機械的に告げる。
裁定を下すかのように、こちらの声など一切耳を貸す様子もなく、淡々と。
そうして、肩に担いだ大鎌をゆっくりと下ろした。
《ダンジョンとは何たるか。【魔王】とは何たるかを理解もできずに貶め、本来の役目から外れた。もはやおまえに、再起は期待しない。見せしめとなり、惨たらしく、無様に殺すこと。それが僕に与えられた役目。故に――ルールを破ったイレギュラー。おまえは、消すよ》
有名な魔物、『深層の悪夢』と呼ばれた魔物へと告げられた死刑宣告。
冷たく、真っ直ぐメルヒオールを見つめながら、『ダンジョンの魔王』はあの時と変わらない態度でそんな言葉を言い放った。
◆――――おまけ――――◆
しそー「あー、勇者増えるのか」
おーが「次って位階幾つからなんだろうな?」
しそー「Ⅷとか?」
うおー「…………」
しそー・おーが「「……ジー」」
うおー「…………なんだよ」
しそー「んふっ、あれあれあれー? おまえ、もしかして自分も生きてりゃ魔王とか勇者とかなれたとか思ってた?w」
おーが「草。まあどうせおまえ守りたい人間とかいないし魔王一択じゃね?ww」
しそー「いやいやいやww コイツアレでしょww 名前も本編に出なくて死んだ勇者と同じような感じになってただろww」
おーが「解像度高ぇwwww」
うおー「……ぶっ殺すッ!」
しそー「ぶふーっ、もう死んでますぅ~」
おーが「語彙力の低さに涙を禁じ得ないww」
うおー「クソァッ!」
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