27話ー➄ 実は歴代最速の昇神!? (27話最終回)
そして僕らはそこから2日間、
門下生として道場に通い、柔術の腕前もかなり上達した。
「あのぉ……2人は何者なのでしょうか?流石に成長速度がおかしいと思うのですが……」
「そうですか?僕らは普通に鍛錬してるつもりなんですけど……」
「私も特に意識をしているわけでは……もちろん精一杯やらせて頂いていますけれども......」
前にもアファルティア様にも言われた事があるな……
ただ僕の周りはガリブ夫婦や、エリー含めて似たようなものだと思うのだが……
「あなた方が2日で終えたことは、一般的な方々なら半年はかかる内容です……
知らないようなのでお教えしますが......5億年で最上位神へ昇神というのは、歴代でも知る限り最速記録ですよ?」
「そう……なのですか!?こういう情報はあんまり史実に、乗ってないので知りませんでした……」
かなり早い方だとは思っていたけど、歴代最速だとは知らなかった。
だが自分達に才能がある、というのは何とも嬉しい限りだ。
「ひとまずそれは良いとしましょう……こちらをお土産にどうぞ。」
「こ……これは武術教本でしょうか?」
僕とルシアにはそれぞれ3冊ずつ本が渡された。
相も変わらず紙の本なのだが……あとでデータとしてスキャンさせて貰おう。
「これはあなた達に紹介状を出した、私の師匠が直筆で書き出したものです。
身のこなしから、必要な身体操作の技術や体術を書き出しているそうです。お役立て下さい。」
「ありがとうございます。音羽様のお師匠様にもよろしくお伝え下さい。」
先生と音羽様が夫婦だとすると.......
紹介状をくれた老神と、栄治郎先生の所に来た老神は、恐らく旧友。
「伝えておきます。師匠はとうに隠退しております。しかし実力は、私が全く勝てないほどですからね……直々に本を頂けるなんて......羨ましい限りです。」
「え?あ……すいません。」
「失礼ながら、武術の腕前ならという意味でしょうか?」
あの老神ももしかすると......
完璧に隠していただけで、体内エネルギーを持っているのかもしれない。
僕らが「見抜ける強さ」がないだけの可能性も高い。
「私が持てる全てを駆使しても勝てないでしょうね。師匠は世界の理外にいらっしゃる方です。 寿命がとうに過ぎても死なず、肉体が衰えても技のキレは年々増し、強くなり続けていますから……」
「な……なるほど。そうなのですね。ハハ」
「はい!私の自慢の師匠ですから!」
何だよその化け物!?
そりゃ尾行なんて見つかって当然だわなぁ。
「お2人ともお忙しいでしょうけど、お時間があれば、また是非いらしてくださいねー!」
「お世話になりました!また戻ります。」
「今後とも私達をよろしくお願い致します。」
そうして僕らは道場から出て、魔導船に乗船し自宅に帰ったのだった。
最上位神との戦いはすぐそこまで迫っていた.......
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★
どうもこんにちわ。G.なぎさです!!
最新第27話をここまで読んでいただきありがとうございます!!
語られた武を極めた神とは??老神の只ならぬ正体を感じますね!!
ここからはどんどん不穏な空気になっていきます!!
そして次回28話からは、早速最上位神との戦いです!!
次回の最新28話ー①は『『 22時過ぎ更新 』』です!!
是非ご覧ください!!!
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