誰も知らない私の居場所

カチ りょうた

誰も知らない私の居場所

お墓なの誰も知らないお墓なの私はここで一人で寝てる


悪い子ねそう言われると動けない握ったおててがとっても痛い


見ないでよその一言が言えなくて今日も怖い目私を見てる


寂しくてスカートの裾握ったらあっという間に壁に激突


羨ましい愛されているあの子達少しくらい痛い目見てよ


苦しめてそれでもだめだ満たされないあと少しだけ追加しようか


痛いんだ胸の奥がねずきずきとだからあなたも同じになって


知らされてお仕置きされた跡になる笑わせたけど楽しくないね


汚い手私の体触ってる黙って耐えて過ごすしかない


入ってる私の中に入ってる入れたくないよ早く出ていけ


熱い頬泥棒猫と叫ばれて誰も私を助けてくれない


苦しいな顔が湯船に沈んでいってもっと綺麗な水が飲みたい


静かだね私の息が止まってる見下ろす二人顔が見えない


見ているよ私はずっと見ているよ二人の後ろ気付いてないね


透明なケースに入れて蓋をして私の棺これで完成


押し入れに入れられたまま過ぎていく私の体大きくならず


崩れてく私のお肉崩れてくお構いなしに二人は笑う


待ってるの誰かをきっと待ってるの知らないここを知ってほしいの


賑やかね押し入れそっと開けられてとうとう私外に出られた


さようなら私はきっと戻らない明るい所目指していくよ

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