28:土曜の夜の石油王は忠犬の姿をしている 感想

お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093077219799118/episodes/16818093077907075485


「HACHI……」


 はい、筆者の心にリチャ●ド・ギア氏が通りかかりました。

 もうこのお話を読んだ筆者の口は「HACHI」と呟くための器官になってしまいました。かっこいいですよね、筆者は海外俳優だとジェイソ●・ステイサム氏が好きだと言って回っているような記憶があるような、ないような……という有様ではありますが、このお話を読んだ途端、頭の中がリチャード・●ア氏でいっぱいになってしまいました。


 ということで、気を抜くと『MEG ザ・モ●スター』や『アメリカ●・ジゴロ』の話をしかねないので、本作に意識を戻すのですが、筆者このお話みたいに、胸キュンエピソードの渦中にいる人物ではなく、それを周りから見ている人物目線で進むお話って好きかもしれません。特に最後の


 週末の繁華街はとても居心地のいい騒がしさで。

 想像もできない方向に育った思い出をダシにして愉快に飲み明かすくらいにはちょうどイイ夜だと、そう思った。


 って相当好きなんですよね。

 本当に、我々も週末の繁華街に漂う背景の一部として、クララたちと一緒に存在しているかのような没入感?というんでしょうか、そういうものがありますよね。他人の恋バナって、当人たちがいない間の方がいろいろ語り明かしたりできますからね(どうなるかねー、みたいに話すのって楽しいですよね)

 あと、ハイジちゃんとハチくんの距離感も個人的にだいぶ好きなんですよね、合コンに失敗して慰められたりとかいうエピソードとか、筆者のツボですよ。その距離感……そしてハチくんははっきりと好意があることを周りに示している……ここから導き出されるものといえば……!(いま、筆者は地面にチョーク的なもので複雑な数式を書いています。湯●学になれるわけでもないのにね)


 これ、いつの間にか付き合ってますよ……!

 というワクワクを胸に、『土曜の夜の石油王は、忠犬の姿をしている』の感想とさせていただきます。

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