27:いつもクールな寒川さんのヒミツは、笑顔がブスなこと。 感想
お話
https://kakuyomu.jp/works/16818093077219799118/episodes/16818093077898676433
俺しか知らない彼女の姿ってやつでしょうか……!
クールな寒川さんの、お笑い芸人がネタでやる変顔みたいな笑顔って、それけっこう気になるような文言ではありますが、その顔はきっと祖母井くんだけが見ることを許されているのだと思います。
それにしてもいいセリフですね、『私、君となら笑えるの』って。
きっと自分の外見について自覚的であらざるをえないために(筆者にはわかりませんが、見た目のいい人たちってそれ相応の振る舞いを求められて苦労する場面も多そうですよね。筆者には縁がないことですが笑)、もしくは無邪気に他人に推して笑顔を見られたりした過去でもあるのか、そういういろいろなことを感じさせる台詞です。そんなある種「枷」とでも呼べるものを、祖母井くんと一緒にいるときは外していられるわけなんですよ。
この気持ち……まさしく「尊い」だ!!!
というか祖母井くんや寒川さんの、周りにはあまり理解を得られない趣味で繋がる相手のいる喜びってけっこう我々に馴染み深いものかも知れませんよね。いや、SNSとかでは近しい趣味の人たちで集まっていられるからそこまで感じずに済むかもしれませんが、周りから趣味についての理解を得られないときの疎外感ったらないですものね……。
筆者、このお話を読んでいる最中ですら自然に『付き合いだした後に、祖母井くんよりももっと高天ヶ原ズの話ができて、更に「一緒に笑える」相手と出会ってしまう未来とか、……ないよね?』とか考えたりしてしまうくらいには“そういう”展開が大好きで慣れ親しんで生きてきた人間なのですが、同行の士とネットの外で出会えたりするともう犬のように尻尾を振ってしまいますからね。
あと職場だとあれですかね……、ちょっと前のやたらと難易度の高かったゲームを懐かしめる同志が何人かいるのがわりと日々に潤いをくれていたりしますね。いわゆる老害に片足突っ込みそうな勢いなので、まぁ自重する気持ちは忘れずに、ですけど笑
などと語ったりしましたが、何が言いたいかというと……祖母井くんと寒川さん、お幸せにね!!
ということで、『いつもクールな寒川さんのヒミツは、笑顔がブスなこと。』の感想とさせていただきます。
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