29:草食系オオカミくん 感想
ちょうど「おおかみくん」という文字の含まれるタイトルのお話を書いている身としてはちょっと身構えながら読みたいものですね(言及している拙作の方は胸キュンの「む」の字もないけれど)……などと思いながら拝読しましたが、無事に胸を撃ち抜かれてしまいました。
年の差は!!!!
表向きしっかりものだけどだらしないお姉さんとしっかり者で先述の有様なお姉さんの世話をすることに生き甲斐を感じていそうな年下男の子の組み合わせは!!!!
さながら味変として納豆にかけてみた七味のように、蜂蜜を適量で含ませたコーヒーのように、いったん手が離れたカップルそれぞれが新しい出会いを果たしたり別れを経験したりと紆余曲折あった後に再会して改めてその気持ちに素直になって結ばれるハッピーエンドのように!!!!
あぁぁぁ~~~~、心がぴょんぴょ●するんじゃ~~~~!!
こういうの好き!!!
そう、心が叫びたがってしまいました。
本編で書かれている様子から、渚さんって表向きかなりハイスペさんっぽいので、きっとそれなりに恋をしたり、あと自宅での様子しか我々には観測できないから気を許しまくっただらしない姿しか知りようがありませんが、表向きとはいえ会社では相当なやり手さんなのだと思われます。そんな彼女の帰る場所になれていることを喜んでいる……そしてこれからもそうでありたいと願っていることを隠しもしない夏樹くんですか!
いいですね~~~!
夏樹くんの特撮好きでまだ子どもっぽいという紹介も、最後の「ぼくはあなたのナイトになりたい」という恐らく幼き日に口にしたのであろう誓いがまだまだ現役で本気であることを示しているようでいいですよね……。安心してくださいな渚さん、夏樹くんのあの言葉はページの外側の我々さえもときめかせる言葉ですから、間近で直接、感情ごと向けられている渚さんがときめかないわけもないのです。
あとはあれですかね、渚さんが一旦身を(すぐ自分の好みに話を脱線させようとする、筆者の悪い癖)
と言い添えて、『草食系オオカミくん』の感想とさせていただきます。
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